今思う私の統合失調症の症状が長引いていた原因と失敗談

統失について

こんにちは。

真人生探求家のゆうきです。

今回のテーマは「病気が長引く原因と失敗談」についてです。

私が統合失調症になってから約9年になります。

この9年間の内、約7年半は病気に振り回されていました。

そして約1年半の間に劇的な回復を遂げました。

今回は劇的な回復を遂げた1年半ではなく、病気に振り回されていた約7年半の期間での私の考え方をお伝えできればと思います。

反面教育として活用して頂けたら嬉しいです。

それでは早速見て行きましょう!

統合失調症が長引いた原因と失敗談

最初に一番大切なことをお伝えします。

それは病気に対して「前向き」なのか「後ろ向き」なのかということです。

劇的な回復を遂げるにはもちろん「前向き」である必要性があります。

しかし、私は長い間、病気に対して「後ろ向き」な氣持ちがあり、真摯に病気を治そうとして居ませんでした。

これが根本的に間違っていたのですが、その原因は「心」を甘く考えていたことにあります。

現実が上手く行けば嬉しい。

ただそれだけしか考えてませんでした。

そして、職場での人間関係に悩んだ時も、

「環境が変われば自分は大丈夫」と考えていて、結局のところ職場を7回も転々としました。

「次の職場なら大丈夫」

「いずれは良い職場に当たるだろう」

そんな考え方をしていました。

この時期は症状自体は良くなっていて、働くことが出来たのですが、長く働くと必ず人間関係で悩み苦しみ、その場から逃げる様に病めていました。

「金を稼げない自分はダサい」

ずっとそう思っていて、

「ダサい自分を直ぐに払しょくしたい」

その氣持ちがベースとなっていました。

ここでのポイントは「直ぐに」という点です。

私は焦っていました。

元々せっかちで氣が短めの人間でしたが、そのことが人生に多大な悪影響を及ぼしていると知ったのはずっと後のことです。

当時の私は焦りながら物事を考えていたので、短絡的な考え方になっていて、直ぐに得られるもの以外を拒んでいました。

人生で本当に大切なのは直ぐには得られないと知ったのも随分と後になってからでした。

焦っていた私は「心」というものは二の次で、「ダサい自分は嫌だ」という感情が原動力でした。

人生というものを深く見つめることもなく、「とにかくダサい自分」というものから直ぐに払しょくすることだけがメインでした。

「親のスネをかじるのはダサい」

そう思っていた自分にもたらしたのは「現状維持」でした。

「ダサい自分」から逃げる日々。

「ダサい自分」を受け入れることなく、ずっとその原動力を元に行動していました。

「お金を稼げる男」

「仕事が出来る男」

そんな男を目指していました。

その目標自体はそんなに悪くないと思いますが、そもそもの原動力であった「ダサい」という定義が完全に間違ってました。

「ダサい」とは、「求めるから」感じます。

何を求めていたかというと「モテたい」だとか「認められたい」という幻想でした。

まぁ、若かったのでその氣持ちを原動力にするのはしょうがないところもあると思います。

しかし、その思考の組み立て方が完全に今と真逆でした。

「直ぐにそうなりたい」というのが以前の考え方で、そこから組み立てられる思考は短絡的なものばかりです。

現在は「確実にそうなりたい」というのが考え方のベースであり、そうなるために組み立てられる思考は「ゆっくり」や「じっくり」というものが主流です。

そんなこんなで「ただモテたい」だけの20代は虚しく過ぎて行きまして、

30代に到達したころは、少し「モテたい」感情が落ち着きを見せ、

「誰かを深く愛したい」

そう考える様になりました。

「本当の愛ってなんだろう」

ちょっとだけ物事を深く考えるクセが出来た瞬間でした。

でも当時は「愛せる人」を探していて、「愛する想い」を一切育むこともなく時間が過ぎて行きました。

当時は「病気」や「心」「人生」というものは私にとって「時間がかかるじれったいもの」という認識がありました。

「心」は自分で変えることできない曖昧なものと思っていたかもしれません。

「人生」については考えるのもしんどくて、「人生」という概念から逃げてばかりでした。

「病気」に関しては「時間が治す」と完全に見くびっていました。

そして私は「一攫千金」を目指し、岐阜県にある工場で働くことになりました。

そこでも次第に人間関係について悩みました。

そして、一番の失敗は「投薬治療を止めた」ことでした。

案の定、症状がもろに出る結果となりまして、

そこから長い長いニート生活がスタートしました。

そのニート生活もとても怠惰で、YouTubeのバラエティ動画ばかりを見ていました。

陰性症状になった時はさすがにへこみましたが、「いつしか治るだろう」という氣持ちもありました。

結局のところ「親のスネかじり」になった私は、今までで一番「ダサい自分」になりました。

「働こうにも、働けない」

次第に私はニート生活に嫌悪感を感じる様になりました。

「このままではヤバい」

心底そう思った私は、自己啓発書を読み漁りました。

ここでようやく「病気」について考える様になり、

「心」というものにも興味を持ち、ネットや書籍から情報を集めまくりました。

ここでの失敗談は「頭でっかち人間」になったことです。

知識は一人前にあったのですが、「実」が伴っていませんでした。

それでも私は満足と思い込んでました。

「いずれ自分は凄い奴になるぞ」

知識だけ一丁前だった私は完全にアホでした(笑)

そこからこのブログを始めて皆さまのお蔭で変わりました。

「見てくれている人に恥じない生活をしよう」

心からそう思えました。

本当にありがとうございます。

そこから劇的な回復と共に、劇的な人格形成が出来て今に至ります。

冒頭でもお伝えしましたが「病気」や「心」「人生」と「前向き」に向き合う姿勢が今の私を成しています。

以前の私にとって意味のないものベスト3が「病気」「心」「人生」でした。

そんな自分でもこんなに変われたのは奇跡であり、奇跡は起きるものではなく、自分で起こすものだと最近はそう感じています。

こんな私のダメ人生を描いて「誰得?」と思うところもありますが、

何かの参考になれば幸いです。

ここまで読んでくれてありがとう

より感謝します。

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