こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回は深いテーマについて考察しました。
それは「なぜ人は生きているのか?」ということです。
「子孫を残すため?」
生物学的に言えばそうでしょう。
でも個体で見た場合にはどう答えれば良いのでしょう。
「幸せになるため」
これも少し違うと思います。
なぜなら今幸せな人はいっぱいいるからです。
「幸せを常に感じていたいから」
これもちょっと違います。
「幸せ」とは相対的なモノです。
不幸があるから幸せなのです。
そう考えた場合に「幸せ」だけを感じる世界はこの世には存在しないということになります。
私はあの世、つまり死後の世界ではそうなりえると感じています。
しかし、私たちはこの世を生きています。
この世でなぜ生きているのかと問われた場合にはその解答も不正解になります。
「正解はあるの?」
と思った方も居ると思いますが、私なりにこの答えを導き出すことが出来ました。
その答えとはズバリ、
「好奇心を満たすために生きている」
ということです。
生きる意味とは
好奇心
生命は衰えていくと共に「好奇心」が減っていきます。
もうこの世に未練はないと感じたらあなたのこの世に対する「好奇心」は0に近い状態になっていると思います。
少し想像してみてください。
あなたが難病にかかり、余命があと数日しかないとしたら・・・
生きたいと思っている人にとって、まだ見ぬ明日を体験することは「好奇心を満たす」ということです。
知らないことを体験したい。
それが生きる力の原点なのではないでしょうか。
自殺願望のある人でもまだ生きている限り、わずかながらの好奇心によって生かされていると思います。
明日や将来、未来の自分を知りたいのです。
その願望に素直に氣付くことであなたの生きる意味を強く感じることが出来るのではないでしょうか。
「何にも興味はない」
と感じている人もいざ余命宣告されると「明日を見たい」という願望が湧いてくるはずです。
そして「明日が訪れること」によって心から感謝するというのが死に際に人が悟る境地だと感じます。
以前紹介した「中村天風」の日課にも「朝起きたら生きていることに感謝する」ということが第1にあります。
これは「中村天風」自体が肺結核という当時不治の病にかかったからこそ氣付いた大切な事柄なのです。
「中村天風」に興味がある人は下記の記事をご覧ください。
一靈四魂
日本には幕末から戦前まで信じられてきた霊魂感がありました。
それは一靈四魂(いちれいしこん)という考え方です。
「靈」は「霊」の旧漢字で、戦前まではこの旧漢字を使用していました。
人間には一つの「直靈(なおひ)」という靈があり、その周りに4つの魂が宿っているという考え方です。
最近になって海外の精神学者が「一靈四魂」に注目するようになっていますが、その4つの魂のうち一つが「奇魂(くしみたま)」という好奇心を司る魂です。
勇 - 荒魂(あらみたま)「勇」は荒魂の機能であり、前に進む力である。勇猛に前に進むだけではなく、耐え忍びコツコツとやっていく力でもある。行動力があり、外向的な人は荒魂が強い。
親 - 和魂(にぎみたま)2つ目の魂の機能は和魂であり、親しみ交わるという力である。その機能は、1字で表現すれば「親」である。平和や調和を望み親和力の強い人は和魂が強い。
愛 - 幸魂(さきみたま、さちみたま)3つ目の魂は幸魂であり、その機能は人を愛し育てる力である。これは、「愛」という1字で表される。思いやりや感情を大切にし、相互理解を計ろうとする人は幸魂が強い人である。
智 - 奇魂(くしみたま)4つ目は奇魂であり、この機能は観察力、分析力、理解力などから構成される知性である。真理を求めて探究する人は、奇魂が強い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/
これらの四魂を「直靈」がコントロールし、良心を持って「省みる」という機能を果たしているそうです。
「一靈四魂」を詳しく研究している日本の学者で、この「奇魂」こそが「直靈」、つまり中心的な靈の存在ではないかと考えている人も居ます。
つまり「好奇心」とは人間の根本的な部分に繋がる感情なのです。
GHQによる教育統制でこの考え方は無くなりましたが、私はこのことをもっと深く研究して教育の分野にも生かすべきだと思います。
明治以降にこの考え方が広まったのは強い精神を持った兵士を作るためだったと思いますが、それがなぜダメなことなのかは誰もわからないはずです。
なぜなら強い精神を作ること自体は悪ではないはずです。
そのことが「戦争」に結び付くこともないはずです。
日本には自衛隊がありますが、強い精神を持った自衛隊の方が断然機能するはずです。
国民も弱弱しい精神よりも強い精神を持った方が良いに決まってます。
本当に強い人は平和を愛するはずですから。
まだ見ぬ世界へ
あなたがもし、これから寿命を全うするまで生きられるとしたらそれはあと何年になるでしょうか。
あなたにはこれから先何度も明日がやって来ます。
それを当たり前として捉えるのではなく、日々生かされていることに感謝してみてください。
そうすればきっとあなたは素晴らしい世界を目にすることでしょう。
あなたは生きています。
これから先、何が起ころうともあなたはあなたの「好奇心」を満たすことが出来ます。
明日が来て、感謝して、この世を体験する。
ただそれだけ良いのです。
生きるとはそれだけのことです。
人間関係に悩んだり、将来のことで悩んだりしているのも生きている証です。
あなたは生きています。
何がしたいですか?
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