ライフスキル脳を活用する

人生マインド

今回はスポーツドクター辻秀一著書【スポーツ心理学の専門医が教える勝つための脳と心の科学】より学んだライフスキル脳の活用について説明します。

私はこの著書を読んでライフスキル脳を3年以上意識して鍛えて来ました。

著書でも英語脳を鍛えるように、普段使ってない脳を鍛えるのはある程度の努力が必要であると述べられています。

難しく聞こえるかもしれませんが、もの凄く簡単で便利な方法なので覚えておいて損はしません。

ライフスキル脳を活用する方法

ライフスキル脳とは、言わば気付きの力です。

「ああ、今不安だなぁ。」

「捉われてるなぁ。」

「機嫌悪いなぁ。」

「機嫌良いなぁ。」

と言ったの動きに着目してみる。

ただそれだけです。

しかし私たちが普段普通に生活している時に、自分の内面にフォーカスすることはほとんどありません。

実生活では外部の影響に振り回されて一喜一憂しています。

その時に、良い出来事が起こればその出来事に対してフォーカスしています。

悪い出来事も同じです。

この時に、

「ああ、今自分は幸せ感じているなぁ。」

「ああ、今自分は不快感を感じているなぁ。」

と内面にフォーカスすることがライフスキル脳を鍛え、活用する方法です。

それをすることによってどんなメリットがあるでしょうか?

ライフスキル脳を活用するメリット

ライフスキル脳を活用するメリットは実践してみて、それを継続した時に初めて実感できます。

3年以上ライフスキル脳を意識して鍛えた私の経験から感じたライフスキル脳を活用すメリットを紹介します。

嫌な感情は長く続かなくなり、良い感情は余韻に浸れる

実践してみて一番強く感じたメリットはこれです。

ライフスキル脳を鍛えると、自分の周りで起きた出来事にたいして自分がどんな感情を抱くか、それを意識し続けることで自分の感情の傾向が良くわかります。

自分の感情の傾向を常に意識していると、起きた出来事に対して瞬間的に思考が感情より少しだけ先回りして後から感情が湧いてくることに気付きます。

思考の方がスピードが少し早いのです。

つまり悪い出来事が起こった場合、一瞬だけ早く「自分はこれから嫌な感情が芽生えるな。」と先回りして考えることができます。

そして案の状、嫌な感情がじわじわと芽生えるのですが、思考が先回りしてることによってその感情が長く続かなくなります。

それが可能になる理由は2つあると考えてます。

一つ目は、クヨクヨしたってそこに意味はないという思考に変わるからです。

日々内面に意識を向けていると、本当にどうでもよいことに自分の感情が振り回されていることに気付きます。

他人が言った何気ない一言に傷つく自分を何度も見ている内に、本当に無意味だなと心底思えるようになります。

一時的に嫌な感情が芽生えるのは、失敗から学ぶなど必要な面もあると思いますが、それが長く続くとなると本当に無意味でしかありません。

人は無意味なことに対して興味を持ちません。

そして興味がないことに感情が振り回されることはないです。

嫌な感情が続かなくなる理由の二つ目は、思考が先回りすることで不意打ちじゃなくなるということです。

ライフスキル脳を鍛えている内に、あらかじめ想定される悪い出来事に対してはそんなに嫌な感情が続かないことに気付きました。

これは嫌な感情をあらかじめ受け止める準備が整っているためだと考えています。

物理的に他人に殴られる場合、不意打ちと比べて来るとわかって殴られる方が痛みを和らげることが出来ます。

これは来るとわかっていた場合、瞬間的に身を引いたり守りの姿勢に入ったりすることで威力を受け流すことが出来るためです。

これと同じようなことが内面の世界でも起きているのです。

これに対して良い感情については長く余韻に浸れるようになります。

ライフスキル脳を活用する以前の私は、自己肯定感が低くネガティブ思考でした。

人に褒められても素直に受け取れず、「何か裏があるのではないか?」と考えるような人でした。

ライフスキル脳を活用して、自分の心の奥底の潜在意識の部分で良い感情を受け止める資格が自分にはないと感じていることに気付きました。

先ずはそんな自分を受け入れようと考え、次第に良い感情が芽生えた時に、「自分にはこの感情を受け止める資格がある。」と自分に言い聞かせるようになりました。

それを意識してから、1年後には良い感情を素直に受け止めるようになりました。

今では良い感情は余韻に浸る時間を大切にしています。

やる気が出ない根本的な原因がわかる

やる気が出ない根本的な原因がわかるようになったのも大きいメリットになります。

ライフスキル脳を意識し出したころに、自分が様々なことに「面倒くさい」と感じていることに気付きました。

そこで、何故そんなに面倒だと感じることが多いのか疑問に思いました。

周りには色々なことに挑戦していく人達が居る中で自分だけ怠惰な生活をしていることが情けなく感じてました。

それが自己肯定感を下げる原因にもなり、自己肯定感が下がるとやる気が出ないという悪循環に陥っていました。

そこから抜け出すにはやる気が出ない原因を知る必要があると思いました。

そこで、自分の汚いゴミだらけの部屋に原因があるとわかりました。

毎日その部屋で生活している内に、「自分は怠惰な人間だ」と潜在意識に刷り込まれている気がしました。

そこで模様替えを決心し、部屋をきれいに片づけました。

今までは部屋の掃除をしても直ぐに汚くなるような状況でしたが、「こまめに掃除する」ということを心掛けてからは面倒くさいと思うことが大分減りました。

自分が変わるきっかけこそ模様替えでしたが、ことの始まりはライフスキル脳を活用することで自分の内面に目を向けることによってやる気が出ない根本的な原因がわかったことが始まりでした。

以上がライフスキル脳を活用するメリットです。

この二つに共通して言えるのは「自分を深く知り、それを受け入れる」ということが出来たからこそ感じられるメリットです。

まとめ

以上、ライフスキル脳を活用する方法とメリットについて説明して来ました。

ライフスキル脳を活用する方法

  • 自分の心の内面に目を向ける
  • 今この瞬間に感じている感情を意識する

ライフスキル脳を活用するメリット

  • 嫌な感情は長く続かなくなり、良い感情は余韻に浸れる
  • やる気が出ない根本的な原因がわかる

誰でも今から簡単に実践できる割に得られる効果が大きいので、是非ライフスキル脳を活用することをおすすめします。

コメント

  1. […] ライフスキル脳に関しては詳しく知りたい方は「ライフスキル脳を活用する」の記事を参照して下さい。 […]

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