仕事の日に限って朝が来ても中々起きられない。
目が覚めても二度寝、三度寝してしまう。
そんな人は結構多いはず。
今回は、朝起きるのが大変で仕事へのやる気まで失ってしまっている人についての特徴と対策をお伝えします。
朝が弱い人の特徴については次のことが考えられます。
朝が弱い人の3つの原因と対策
寝つきが悪い
朝が弱い人の特徴として、夜寝る前に共通していることが多くあります。
その一つに寝つきが悪いというのが特徴として挙げられます。
寝つきが悪い人にとって、寝ようと思えば直ぐに熟睡モードに入る人をうらやましく思うことでしょう。
寝つきが悪い人には肉体的な影響と精神的な影響があります。
肉体的な原因は、パソコンやスマホのブルーライトの影響だったり、肉体的に疲れていなかったりと様々な影響が考えられます。
精神的な原因は、明日仕事となると「寝ないといけない」という不安から中々寝付けない人も居るはずです。
ブルーライトや日々の運動などの外部的な要素の影響に比べて、精神的な影響は改善することが難しいとされています。
私は、「健全な精神には健全な肉体が宿る」という中村天風の言葉を信じていて、この精神的な影響について対策することが朝を強くする最も重要なことだと考えています。
中村天風については以前の記事をご参照ください。
寝つきが悪い人の対策
肉体的な原因については、基本的にそれを改善して下さいとしか言えませんが、おすすめの具体策を2つ挙げることにします。
一つ目はブルーライト対策です。
スマホにはブルーライトを軽減する機能が付いていることがあります。
私のスマホでは「視力保護モード」というネーミングで表示されていますが、これを設定すると画面にフィルタがかかり、画面が薄黄色に変化します。
時間帯も設定することが出来るので、私は18時~7時の時間帯までは「視力保護モード」を利用してフィルタをかけています。
これを設定してから少しだけ寝つき易くなりました。
あなたのスマホにブルーライト制限機能が付いていたら是非試してみて下さい。
肉体的な対策の二つ目は、夜寝る1時間前にお風呂で浴槽に浸かるということです。
人は眠りにつくときに、体内温度が下がることによって眠気をもたらします。
体内温度を下げるためには、逆に体内温度を上げる必要があります。
浴槽で15分ほど体を温めると、体内温度が上がり、湯冷めして下がるまでに1時間を要します。
なので寝る1時間前に浴槽で体を温めるということが大切です。
次に精神的な対策についてお伝えします。
精神的な対策は肉体的な具体策よりも重要です。
何故なら、私が過去に肉体労働をして毎日寝る1時間前に浴槽に浸かっていた時に、精神的な影響から寝れない状態が続いた事があったからです。
「精神は肉体を凌駕する」と言いますが、これは本当だと思います。
いくら肉体が疲れていようが、精神が寝る準備に入らないと寝れないのです。
精神的な影響から寝れないということへの対策としては、思考法が鍵になります。
どんな思考かと言うと、夜寝る前に自分の肉体に感謝するということです。
少しスピリチュアルな話になりますが、考え方としては「本当の自分は魂そのもので、魂は寝なくても大丈夫だが借り物の肉体を休ませてあげよう」という考え方です。
そう考えることで寝れない不安を抱えているのが何処か他人事の様に感じることが出来ます。
肉体に感謝することで「今日も一日この体は頑張った」と自分の肉体を好きになります。
自分の肉体に愛着を持つことで、自分専用の肉体に対していたわりの気持ちが芽生えます。
そうなると、心から肉体を休ませてあげたいという自分が自分の肉体を俯瞰してコントロールしている感覚になります。
この俯瞰で自分を見る状態を心理学では「メタ認知」と言います。
自分をメタ認知することによって得られるメリットは心を落ち着かせることが出来るということです。
心が落ち着くとあなたを自然な眠りへといざないます。
自分の存在が魂といったことがどうしても理解に苦しむ人は、仏教思想やスピリチュアルな世界に飛び込んで見て下さい。
YouTubeで気軽にそういう情報が観れます。
そういう情報を見てみると結構自己啓発になる情報が多いのでおすすめです。
次に朝が弱い2つ目の原因と対策についてお伝えします。
自分は夜型だと思っている
これは精神的な原因になります。
実際に朝が弱い人の特徴として夜型の人が多いと感じています。
ただし、人間を生物学的に見れば全ての人間が朝型なのです。
人間の肉体は朝日を浴びるとセロトニンが分泌されて、夜になるとそれがメラトニンに変わります。
メラトニンはあなたを眠りへと導く睡眠ホルモンです。
このことから少なくとも肉体は朝型ということがわかります。
では、現実問題として夜に意欲が増して来る夜型の正体とは一体何なのでしょうか?
私が考えるに、夜型の人は精神が夜を好んでいるという状態があると思います。
夜更かしして遊ぶのは、非常に刺激的で楽しいことが多いです。
夜型の人は昼間における仕事での精神的な苦痛を夜の刺激で誤魔化しているのです。
しかし、電気が発明される以前の人間社会は完全に朝型だったと思います。
つまり、人間は電気の発明によって、夜の刺激が増え、日中の退屈さを夜で補うことで自分の精神を正常に維持しているのです。
夜に刺激を求めるのは精神的に夜型だと言ってもいいでしょう。
しかし、肉体は依然として朝方です。
これは変えられません。
この精神と肉体とで夜型と朝方のギャップがある状態だからこそ朝に弱くなってしまうのです。
夜にテレビやスマホなど刺激を求めてしまうことであなたは夜型だと思い込んでしまっているのです。
あなたの夜型精神を肉体と同じ朝方にするにはどうすれば良いのでしょうか?
夜型精神の人の対策
夜に刺激を求めるなと言ってもそれは苦痛でしかありません。
苦痛を感じることなく根本から変えていく方法として、自分を朝型だとイメージする方法が必要です。
人間のイメージの力は肉体にも影響します。
梅干しを想像しただけで唾液が出るのもイメージの力です。
このイメージを使うことが非常に重要になって来ます。
具体的な方法としては、「一旦自分の精神が夜型である」ということを真に受け入れる必要があります。
「いやいや、自分は夜型だと思っているし・・・」
そう思った人も居るかと思いますが、これは頭で考えている思考に過ぎません。
あなたの精神階層では「自分は夜型だ➡でも夜型は良くないことだ➡夜型を受け入れたくない」といった階層になっている可能性があります。
夜型を受け入れる方法としては、「夜型は良くない」という思考を取り除く必要があります。
そう考えてない人でも「夜型は良くない」という情報を目にしたことがあるならば、無意識にそう考えている可能性があるので、この方法を試してみて下さい。
自分が夜型であることを自覚することで、逆に夜型精神の自分に片を付けることが出来るのです。
まず、最初に「私は、心の奥底で朝型の方が明るい人生をもたらすと無意識に感じています」と心の中で言います。
この時に明るいさわやかな朝日や木漏れ日などをイメージします。
次に「私は、夜型が良くないと無意識に感じています」と心の中で言います。
この時に暗い夜をイメージします。
そして「私は今は夜型です」と心の中で言います。
この「一旦受け入れる」という重要性を理解している人は、心の精神階層の感覚が掴めている人だと思いますので、そういう人は自分で細かくアレンジしてもかまいません。
この時に「今は」という部分を強調して下さい。
「今は」という部分を強調することで、これからの自分は明るい人生を送るために努めるという決心することが出来ます。
最後に「私は朝型になりたいです」と心の中で言います。
この時に朝方になって、朝日を浴びながらすがすがしい生活をしている自分をイメージします。
これを夜寝る前に実践してみてください。
あなたの精神が朝型になるまで継続して下さい。
そして朝型になった時には「私は、朝方になりました」と口に出して言うことを自分に約束して下さい。
そうすることで、あなたの潜在意識には「朝方になりました」という言葉を発している未来の自分のイメージが刷り込まれます。
そのイメージの刷り込みは、あなたを朝型にするのを手助けしてくれるでしょう。
ここで、
「この唱える系の方法って、正直効果あるの?」
と疑問に思った方に言いますと、
「疑問に思ってしまった時点で効果は半減している」と言えます。
逆に、「絶対に良くなる」と信じることで効果は倍増します。
人間は信じたいモノを信じる生き物です。
もし、あなたが朝が弱くて仕事に行けないと真剣に悩んでいるなら、信じて下さい。
そうすれば必ず効果があります。
次に、3つ目の原因と対策を見ていきましょう。
仕事が辛い
これも当てはまる人は多いかと思います。
仕事に対して辛いイメージを持っていると仕事に行きたくないと考え、朝が弱くなってしまいます。
その要因として、仕事が忙しい、やりがいを感じない、人間関係が大変と言ったことが挙げられます。
これらを解決するには根本からビジネスマインドを変える必要があります。
仕事が辛い人の対策
そもそも、仕事とは一体何でしょうか?
人間が生きる為に必要なことは全て仕事と言えると思います。
現在は家事という言葉が存在しますが、家事も立派な仕事です。
仕事という概念は人間が生きる為に、役割分担をして作業を行うことなのです。
あなたがどんな単純作業を行っていようが、人の役に立つということに繋がっています。
つまり、仕事をしているあなたはそれをすることで人の役に立っているため、もっと自分に誇りを持つべきなのです。
人間関係が良好でない場合も、自分は人の役に立ちたいんだという想いが、その悩みを小さくします。
仕事の本質を知ることで、あなたのビジネスマインドを根本から変えていくことが可能になります。
そうなれば、あなたの仕事に対するイメージが明るくなり朝仕事に行きたくないという憂鬱な気分から脱却することが出来るのです。
仕事の本質について詳しく述べた記事がありますので是非ともご参照ください。
あなたが仕事に対するイメージを「お金」ではなく「人の役に立つ」ということに重きを置いた場合に、給料を貰えることにも人との繋がりを感じる様になります。
本来の仕事は人の役に立つことを探して来ることから始まります。
人の役に立たなければ本来はお金は貰うべきモノではないのです。
しかし会社に雇われて働いているあなたは、自給や月給で安定して給料が貰えます。
あなたが作業をこなすだけで、自然と人の役に立てるシステムを会社が作り上げたのです。
そう考えた場合、働いた時間に応じて給料を貰えることがいかにあなたに安心を提供しているかを自覚することが出来ます。
経営者の場合は、会社の収益が0なら給料はありません。
その不安と引き換えに収入が入った際にはお金を多めに貰っているに過ぎないのです。
つまり、雇われて働いているあなたは「安心」という時給や月給を手にする時に、それを構築した会社や経営者に感謝するべきなのです。
そう言ったビジネスマインドになると、仕事が辛いという大部分の問題を解決することが出来ます。
そうなれば、あなたは朝起きて仕事がすでに用意されていることにも感謝することが出来るでしょう。
感謝は全てのマイナス感情を打ち消します。
ビジネスマインドを変える理由は、感謝という感情を呼び覚ますためなのです。
まとめ
- 朝が弱くて仕事に行きたくない人の原因と対策
- 寝つきが悪い
- スマホのブルーライト制限機能を活用する
- 1時間前に浴槽に浸かる
- 夜寝る前に自分の肉体に感謝する
- 自分は夜型だと思っている
- 肉体は朝型だと理解する
- 精神が夜型ということを受け入れ、朝型が素晴らしいとイメージする
- 仕事が辛い
- 人の役に立ちたいという想いを抱く
- 人の役に立てていると誇りを持つ
- 会社や経営者に感謝する
以上がこのページのまとめになります。
朝を強くするためには、物理的な対策よりも精神的な対策をすることが何より重要です。
自分の根本的なマインドを変え、メタ認知やイメージの力を利用して潜在意識に働きかけましょう。
そうすれば、苦痛を感じなく朝型になることが出来ます。
この方法を実践すれば、あなたがすがすがしい朝を感謝と喜びで過ごすことが出来ると信じています。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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