私はこれまで誕生日や記念日などは人生においてそこまで必要ではないと感じていました。
このページでは女性が記念日を大切にする根拠をお伝えします。
これが分かれば女性がいかに「今の瞬間」を大切に過ごしているかが分かります。
※これから記載する文章の中には私の独断と偏見で構成されているものもあり、「女性とは」や「男性とは」といったことに関しては、私がこれまでに経験したことを踏まえた上での表現になるため、生物学や心理学的な根拠を元に事実を示すものではないことを前提にお読み下さい。
女性は現在志向で男性は未来志向
記念日を大切にする女性に対して、男性はそれをあまり重視しない傾向があります。
もちろん記念日を大切にする男性も大勢いますが、どちらかと言うと男性よりも女性の方が記念日に対しての思い入れが強い傾向があると感じます。
私がこれまでに経験した恋愛において、記念日や誕生日を忘れて不機嫌にならない女性はいませんでした。
個人的な経験になるため根拠は薄いのですが、女性の作者が描いた少女マンガを見る限りでは記念日に対してとても思い入れを感じる描写が多いと感じました。
私の母が喫茶店を経営していたこともあって、実家には大量のマンガが今でも置いてあります。
その中に少女マンガも何冊か置いてあったため、興味本位で手に取り実際に読んでみました。
内容はどれも恋愛物で、女性の主人公が恋をするという点ではどれも共通しています。
さらに、どの主人公も今感じている感情を言葉で描写するという点でも共通していました。
このことから、少女向けのマンガには今この瞬間感じている感情を言葉として表現する描写に需要があるんだなと実感しました。
繊細な恋愛の心理描写を描くという点では男性は女性には到底及ばないと感じました。
論理的な少年マンガに対して、少女マンガはとても情緒的な表現が多いです。
少年マンガは格闘物が多いのに対して、少女マンガは一切戦いません。
強いて言えば、恋敵と心理戦を繰り広げるぐらいです。
コミックになっているマンガはどれも需要があるから出版されているという事実があります。
つまり、少年マンガや少女マンガの傾向を見れば、男性が求めるものと女性が求めるものの違いが分かります。
このことから、男性は「勝利」を求め、女性は「調和」を求めていることが分かります。
「勝利」とはこれからつかみ取るものになるので未来志向の考え方になります。
「今の世の中は勝ち負け関係ない」
「他人と比べる必要はない」
と言われればそれは御もっともですが、動物を見ていると縄張り争いをする動物は基本的にオスが多いです。
生物学的な観点からオスには闘争本能が備わっていると考えられます。
人間の世界でも戦争を起こすのは歴史を見てもほとんどが男性です。
男性は「勝利」が好きなのです。
少年ジャンプのスローガンとして「努力、友情、勝利」がありますが、この中で「努力」も続けることによって未来が良くなるという視点から未来志向の考え方になります。
スローガンの中で唯一の現在志向が「友情」に当たります。
人気連載少年マンガの【ワンピース】は友情を描くシーンもありますが、基本的には「ワンピースという名の財宝」を目指して明るい未来に向かって行く未来志向型の物語になります。
それに対して少女マンガは今この瞬間に起きた出来事に対して何を感じたかという描写が多いことから現在志向の要素が強い傾向があります。
明るい未来のために今を犠牲にする男性に対して女性は今この瞬間を大切にする生き物なのです。
それが分かれば、記念日に対して女性がどれだけ思い入れがあるかが想像できます。
誕生日なのに未来を見据えて仕事を選ぶ男性に対して、今この瞬間をもっと大切にして欲しいと女性は思うのです。
※もちろんそう思わない女性も存在する事実は否定しませんが、ここは独断と偏見で進めさせて下さい。
つまり、今を大切に生きることに関しては男性は女性には敵いません。
目標に向かって今を犠牲にすることも必要だとは思いますが、調和された世界を望むなら、今を大切に生きることを女性から学ぶのが重要です。
男性が今この瞬間の感情に目を向ける社会的メリット
資本主義社会において競争の世界を生きてきた私たちにとって、他人と自分を比べるのが当たり前になっています。
他人より優れていたいという欲求はこの社会で成功するためには必要な欲求になります。
「人と比べては行けない」と言った情報を発信している人は多いのですが、資本主義社会に生きている以上、そういう発信をしている人でも、他の類似情報を発信する人よりも自分の情報を見て欲しいという欲求には逆らえません。
それが資本主義社会の真実です。
一旦それを自覚する必要があります。
しかし、昔から変わらぬ真理を説く仏教思想や世の中の哲学者は、調和された心を持つことで人と人との調和をもたらし、それが本当の意味での幸せに繋がるということを述べています。
資本主義社会が確立される以前の男性思想家たちにとっては、競争概念から逸脱して考えることが現在と比べて容易な環境にある為、生物学的なオスの闘争本能を持ちながらも人間の最も純粋な欲求について追及することが出来たのだと思います。
その欲求こそが調和なのです。
競争社会から逃れることが出来ない現在の私たちにとって、調和は希望であり光であると確信しています。
その光をもたらすのが女性の役目だと勝手に考えています。
今この瞬間に感じたことを大切にするからこそ、競争社会のストレスから解放されることが出来るのではないでしょうか。
女性はいつの時代も調和を大切にする存在です。
争うのは男だけです。
男性が今この瞬間に目を向けることで、女性との歩みが横並びになり「勝手に先を行き女性を置いていく状況」から脱却することが出来ると確信しています。
そうすることによって調和に対する重要度が競争に勝つ重要度に並び、競争原理でしか機能しない資本主義社会を根底から変える調和のとれた支えあいの社会が構築されていくのではないかと思います。
一人一人が今この瞬間の感情に目を向けると、個人視点では恋愛が上手く行きます。
社会的な視点から見ると個人の恋愛が上手く行くのは非常に価値が高いです。
想像してみてください。
この世の中で恋愛において成功する人がどんどん増えていくことを・・・
そうなった場合、社会は幸せにあふれ返ります。
いつの時代も恋愛というのは無くなりません。
しかし、昔から恋愛という物の価値を男性社会が軽視して来ました。
これからは恋愛といジャンルがいかに社会をより良くしていくかを男性はもっと真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。
恋愛とは今この瞬間の感情に目を向けることが最も大切なことです。
目標に向かって今を犠牲にするのではなく、今この瞬間に目を向けることで調和が生み出されます。
その調和こそがあなたが求める目標の先にある最も価値がある物になります。
なので記念日に対して無頓着な男性の皆さんには是非とも記念日という今を大切にしてみて下さい。
そういう私も記念日を大切にすることが今ようやく分かりました。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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