集合的無意識にアクセスするという考え方

人生マインド

今回は「集合的無意識にアクセスってどうゆうこと?」

「アクセスしたらどうなるの?」

そんな疑問にお答えします。

集合的無意識は個人の潜在意識の元になるので、潜在意識をより深く活用する為に必要な概念になります。

集合的無意識とはスイスの心理学者であるカール・グスタフ・ユングが提唱した概念です。

因みに「コンプレックス」って概念を作ったのもユングです。

みんなこの言葉普通に使ってますよね。

ユングは凄い人なんです。

西洋人のユングは東洋の仏教思想も研究し、西洋と東洋に共通していることがらを追求した暁にこの「集合的無意識」にたどり着きました。

集合的無意識:人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域

引用元:ウィキペディア(Wikipedia)

わかりやすく言うと「みんな無意識に繋がっているよ。」ということです。

集合的無意識にアクセスするってどうゆうこと?

夢と集合的無意識

集合的無意識にアクセスするとはどういうことか?

それは寝てる時に「夢を見ている状態」がその一つです。

夢には普段から意識していることを見ることもありますが、

「何故こんな夢を見たのだろう。」

と訳わかんない夢も多いです。

夢で自分以外の人間が登場することありますよね?

その時に会話をした経験は誰しもあると思います。

その会話の内容って自分が考えてないような内容になっている場合があります。

本当にその人が言いそうなことを夢で喋ってたり。

そもそも夢自体自分が日頃から意識してないことが起きたりします。

それは、集合的無意識の力が働いていると考えれば辻褄が合います。

「みんなの意識と繋がっているんだから、意識しないことが夢に出て来ても当たり前じゃん。」

ということです。

夢を見ている時以外でも私たちはこの集合的無意識にアクセスしています。

エンパスの原因は集合的無意識?

皆さんはエンパスって言葉知っていますか?

エンパスは良くも悪くも相手の感情をとても敏感に感じ取ってしまうことです。

私も一時期はこのエンパスな状態でした。

エンパスも集合的無意識とアクセスしています。

集合的無意識とつながりが強いと無意識のうちに周りに振り回されます。

でもエンパスな状態になることは自分自身を変える時期が訪れているメッセージなのです。

良く、潜在意識を変えると自分が変わると言います。

私もそう思います。

でも潜在意識を変えるのは日々のイメージの力が必要です。

これにはとても時間がかかります。

それを手っ取り早く済ます為に、集合的無意識とつながるのです。

集合的無意識は個人の潜在意識よりももっと深い部分になるので、そこにアクセスすることで潜在意識を変える土台作りをしていると私は考えてます。

その土台作りの段階がエンパスです。

だから周りのことが異常に気になる人は安心して下さい。

今、あなた自身を手っ取り早く変える作業中です。

どうしても周りが気になって辛い方には下記のポエムがおすすめです。

雰囲気の正体

日本語には「雰囲気」という言葉があります。

この雰囲気は集合的無意識個人の潜在意識とのギャップが影響してると私は考えてます。

ちょっと難しいですね(笑)

簡単に説明します。

雰囲気とは形のない感覚的な言葉になります。

「その場の雰囲気に圧倒される」って言葉があります。

試合会場やコンサート会場、新入社員にとっての初めての社内会議などでそういうことが起きたりします。

それって、何かと比べてるから圧倒される訳です。

比べる対象がないと何も感じません。

じゃあ何と比べているの?

自分の潜在意識と集合的無意識を比べているんです。

「この場の雰囲気(集合的無意識)はこんなもんだろ。」

という思い込みがあります。

それが自分の潜在意識がもたらす基準です。

でも自分の基準よりも強いエネルギーがそこにあるとすると、そのギャップに驚き「雰囲気に圧倒される」訳です。

その強いエネルギーの正体が集合的無意識なのです。

じゃあ個人の雰囲気はどうか。

最近では「雰囲気イケメン」という言い方があります。

雰囲気が素敵な男性のことです。

それは先ほど説明したのとは逆になります。

集合的無意識がその個人を低く見積もっている基準がありながらも、実際にその人から出ている雰囲気(潜在意識)に強いエネルギーを感じているからこそ「雰囲気イケメン」と感じる訳です。

つまり雰囲気とは集合的無意識と潜在意識のギャップが影響して感じ取れるエネルギーになります。

ここまでをまとめると、

  • 夢を見ている時
  • 周りが異常に気になる時
  • 雰囲気を感じ取る時

以上が集合的無意識にアクセスしてる状態ということです。

潜在意識と混同してややこしいですね。

これで全てではないですが、どんな状態が集合的無意識にアクセスする状態か理解していただけたかと思います。

次に集合的無意識にアクセスするメリットとデメリットを見ていきましょう。

集合的無意識にアクセスした場合のメリット

エンパスのところで少し説明しましたが、集合的無意識は潜在意識を根本から変える力が存在します。

私たち人間は無意識の思考パターンがそれぞれにあります。

その思考パターンは個人の潜在意識が強く影響しています。

つまり私たちの表面に出てくる個性などはほとんどが潜在意識から来るものです。

潜在意識は顕在意識とつながっています。

なので普段は意識出来ない潜在意識の中にも、努力して意識的な状態に持ち上げることが出来る無意識の領域が存在します。

この努力によって認識できる無意識の範囲を前意識と言います。

だから前意識を上手く活用することが、潜在意識の活用法になります。

瞑想も潜在意識の活用法の具体例の一つです。

ただし、前意識を上手く活用してもそれ以外の潜在意識の領域が非常に大きいため自分の人生を根本から変える作業とは言えません。

私たちが努力しても変えることが出来ない潜在意識の領域を変えるには集合的無意識にアクセスする必要があります。

集合的無意識に意識的にアクセスする方法はありません。

自分を根本から変える必要性を感じた時に勝手にアクセスします。

「今の自分じゃいけない。」

そう強く想うと人は悩みます。

悩むことで、意識が自分の内側を見始めます。

「内にこもる」と言った方がわかりやすいでしょうか。

そうすることで自然とエンパスな状態(周りのことが気になる)になります。

うつ病になる前の段階に、周りに対して異常に優しくなる傾向があります。

これは努力して意識的にそうしているのではなく、自然とそうなるのです。

その状態になると集合的無意識にアクセスしている状態になっているということです。

集合的無意識にアクセスするのは自然の流れなので、努力する必要はありません。

アクセスする必要があれば勝手にアクセスするのが集合的無意識です。

つまり、自分を変える為に悩んで内にこもること自体が人間に備わった非常に大切な機能になのです。

集合的無意識にアクセスした状態が続くと潜在意識がどんどん自分の心の奥底で願った方向へ固まっていきます。

この時に大切なのは自分を深く見つめることです。

頭ではそれが欲しいと考えていても、心の奥底では欲しくないと感じていることもある為です。

集合的無意識をコントロールすることは無理ですが、潜在意識をコントロールすることはある程度意識的に出来ます。

潜在意識はイメージによる刷り込みで少しづつ変わっていくので、それを日々行うことで潜在意識を変える方向性が定まってくるのです。

あとは潜在意識に対して影響の強い集合的無意識が自動的にその方向へ導いてくれます。

つまり直接コントロールは不可能でも集合的無意識を上手く活用したいなら潜在意識を活用して変わる方向付けを行う作業をすることです。

その結果、悩みに悩んだ人生の指針を導き出すことになります。

それこそが集合的無意識にアクセスするメリットになります。

集合的無意識にアクセスした場合のデメリット

長期的に見れば集合的無意識にアクセスすることで起きるメリットの方が大きいですが、短期的にはデメリットも存在します。

それは、人生が迷走していると錯覚することです。

集合的無意識は自分で意識的にコントロール出来ないので、そこにアクセスするかしないかも自分ではどうすることも出来ません。

エンパスのように周りに気を使いすぎる状態になると、その状態でいる時は未来が暗くなり非常に強いストレスを日々感じてしまいます。

そのストレス下に常にさらされると精神病を発症する可能性があります。

そうなれば人生が迷走している感覚に陥ります。

私は統合失調症の幻聴や妄想も集合的無意識にアクセスした状態だと考えています。

統合失調症の幻聴はその場に誰も居ないにもかかわらず、特定の人が意志を持って話しているように感じます。

それはまるで夢を見ている様な感覚でした。

集合的無意識の提唱者であるユングは、集合的無意識とつながることで自分が偉大な指導者であると錯覚する恐れがあると言っています。

私が統合失調症の症状を発症した時も、「この世界は自分が操っている」と思い込んでいたこともあります。

幻聴や妄想は集合的無意識にアクセスした状態だと考えると全ての辻褄が合います。

また、集合的無意識にアクセスすると、一時的に自分が何を求め、何をしたいのかがわからなくなります。

集合的無意識の中にその答えなんかありません。

なので一時的に自分を見失ってしまいます。

でも、先ほどメリットでも伝えた通り、これは一時的な流れなので身を任せて日々悩んでいれば、潜在意識が解決してくれます。

下記は本来の自分を見失ってしまって方へ向けた記事になります。良かったら読んでみて下さい。

まとめ

以上、が集合的無意識にアクセスするという考え方になります。

集合的無意識にアクセスした状態

  • 夢を見ている時
  • 周りが異常に気になる時(エンパス)
  • 雰囲気を感じ取る時
  • 統合失調症の幻聴や妄想

アクセスするメリット

  • 自分を根本から変える

アクセスするデメリット

  • 人生が迷走していると感じる

今回説明したのをまとめると上記になります。

人生が迷走していると感じている方にとって集合的無意識という概念を知ることは自分を変えるイメージにつながる大切なことだと思います。

「そこに答えはない。」

「答えは未来で見つけ出す。」

そういう前向きな思考回路になってくれたら幸いです。

ここまで読んでくれてありがとう。

からあなたに感謝します。

コメント

  1. […] […]

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