人生においてやる気が出ない時って誰にでもあります。
ここで大切なことはやる気が出ないと悩むこと自体とても大切な価値があるということです。
やる気に対して深く追求することで、自分自身を深く知るきっかけになります。
自分自身を知ることでやる気が出ない原因とその解決策を学び、やる気をコントロールすることが出来ます。
このページではやる気が出ない原因と解決策をより根本的な順番で学んでいけます。順番に読み進めることで、あなたが今どの位置にいるのかを知ることが出来ます。
それではやる気が出ない時に思い当たる9つの原因とその解決策を見ていきましょう。
脳の物質の問題
一番根本的な原因は脳の物質が原因です。
楽しいことが何もない。何もやる気が起きない場合は、脳の病気を疑う必要があります。
病気って言い方をすると抵抗がある人も居るとは思いますが、無気力な状態が寝ても覚めても続く場合は、脳のやる気物質である、ドーパミンやセロトニン、アドレナリン、エンドルフィンなどが極端に不足している可能性があります。
これらは脳の物質の問題なので、自分ではどうすることも出来ません。
解決策
そういう場合は先ず病院に行って薬を処方して貰う必要があります。
今の時代では、副作用の少ない向精神薬が開発されてきているので、出来るだけ最新の薬を処方してもらうようにしましょう。
薬を飲んだら良く眠り、良く食べて、ゆっくりと休む。
先ずは焦らずにのんびりと過ごしてみてください。
少し良くなってきたら自分の人生について自然に考えるようになります。
悩めば悩むほど、やる気が爆発した時の力にありがたみを感じることが出来ます。
やる気が爆発するまでの間、心置きなく休みましょう。
生理的欲求が満たされてない
睡眠不足や食生活も根本的な原因の一つです。
睡眠がしっかり取れていないと、頭がネガティブ思考になります。
また、食生活が乱れると脳内にやる気物質が不足し、自分の力ではどうすることも出来なくなってしまいます。
解決策
睡眠を大切にする
適切な睡眠時間は個人差があるので、自分の適切な睡眠時間を知ることが必要になります。
また睡眠の質も非常に大切なので、自分に合った枕やマットレスなどを探してそこに投資しましょう。
食生活を大切にする
食生活は腹八分を意識して、出来るだけ多くの種類を食べることが大切です。
栄養のバランスが悪いと思う人にはビタミンやミネラルのサプリで補うのも効果的です。
未来が暗い
体は健康だけどやる気が出ない原因に、暗い未来をイメージしている可能性があります。
人は明るい未来に向かっていると自覚することで様々な発展を遂げてきました。
本当の幸せとは、内からみなぎるエネルギーで明るい未来を創造していく自分自身の今にフォーカスすることです。
解決策
自分がどうなりたいのかを知る
自分がどうなりたいのかを知る為には自分に聴くしかありません。
その方法について具体的に記載した記事がありますので参照して下さい。
明るいイメージを習慣づける
なりたい自分がわかったら、それをイメージする習慣を身につけることが大切です。
ポイントは自分の力で手に入る未来をイメージすることです。
宝くじに当たることを創造するのは楽しいですが、やる気を高めるには具体的にこうしたらこうなるといったイメージをすることが大切です。
- 自転車に乗りたい(乗れたときの自分をイメージする)
- 仕事やボランティア(他人の役に立ててる自分をイメージする)
- 家事(気持ちの良い生活になるイメージをする)
具体的にイメージをすると未来から見た視点で今やることが明白になり、おのずと行動していく力が湧いてきます。
そのイメージを習慣化することで、やる気の持続につながります。
目標や夢に限界を感じている
一度夢見た目標に限界を感じることは誰にでもあります。
そもそも目標や夢と言ったものは外部の影響で揺らぐ不安定なものです。
解決策
志を持つ
ここで大切なのは志になります。
志とは外部の影響を受けない普遍的のものを指します。
人の役に立つ。
誠実である。
本当の幸せを追求する。
など昔から人間にとって大切なことがらは今も変わらず通用する考え方になります。
どんな志を胸に抱いて行動したいか深く考え感じることが大切です。
夢や目標を立てる前に志を持つことが根本的なやる気スイッチになります。
目標や夢が抽象的
高い志を持ったら自然に夢や目標が見えてきます。
自分の掲げる夢や目標地点から今の自分を見ることが大切ですが、その時に夢や目標が抽象的だと今の自分がすべきことが見えにくくなります。
解決策
夢や目標を書き出す
書き出して言語化することで自分の夢や目標を具体的にイメージすることが出来ます。
書き出したものは自分が毎日見える位置に貼りましょう。
小さな具体的目標を決める
大きな夢を描いたら、そこに近づく小さな具体的目標を設定します。
ポイントは自分が必ず達成することが出来る範囲で目標を設定することです。
それを達成する喜びを味わうのが大切です。
何の為にやっているかわからない
仕事や家事はどうしてもやりたいことだけやれば良いというものではありません。
やるべき事というのが人生にはどうしても付きまといます。
何の為にそれをするかわからないとどうしてもやる気が出てきません。
そこで重要なのが考え方です。
解決策
一本の木ではなく森を見る
自分がしている作業が会社全体のどこの歯車になっているか知ることで、自分の作業が何の役に立っているかを知ることが出来ます。
宮大工さんに「何をしてるんですか?」と質問した時の例をあげます。
宮大工A「釘を打っているんです。」
宮大工B「他に良い仕事がないからしょうがなくこの仕事をしてます。」
宮大工C「この土地に大きな城が建つんです。そのための骨組みを作るのが私の仕事です。」
この中で自分の仕事の全体像が見えているのは宮大工Cになります。
宮大工Aは自分の仕事を単なる単純作業としか見ておらず、それにやりがいを感じていません。
宮大工Bは他に就職先を探し出す可能性がありますが、雇う側の人間としては宮大工Cのような人を雇いたいのが心情です。
宮大工Cはこのまま仕事を続けても成功するでしょうし、職場を変えてもまた成功するでしょう。
このように今現在行っている仕事だけでなく、その周りにある事柄まで見渡すことが出来ればその仕事にやりがいを感じることが出来ます。
マンネリ化している
成長の停滞期にはどうしてもやる気が出ない時があります。
最初の内は成長のスピードが速いので、自分自身の成長を喜びとしてやる気を出すことが出来ますが、その成長が止まった場合にはやる気を持続するのが大変です。
解決策
他の分野も視野に入れる
明るい未来をイメージした時に、なりたい自分から見て今やっていることがそこに一歩でも近づけているならそれをする意味はあります。
ただし、マンネリ化した場合にはそれを続ける価値を見出せません。
その場合には、自分がもっと成長していける分野を見つけることでやる気を出すことが出来ます。
マンネリこそ成長のきっかけと考える
私は人生に「魂を磨く」ことを目的としている為、どんなつまらないことをするにしても、つまらないことをやりとげる自分になれるとイメージしながらやっています。
やっていることがマンネリ化しても、その壁を乗り越えることに自分の成長を感じられます。
人生において、成長曲線は階段状に成長していきます。
成長が止まっても、今は階段の踊り場にいてもうすぐ急激な成長があるはずだと考えてることでやる気を持続することが出来ます。
嫌なことから逃げる癖がある
嫌なことから逃げるとそれが自分の癖になります。
やる気を継続する為にはその癖を根本から治す必要があります。
解決策
とりあえず少しだけやってみる
自分の癖を治す作業はとても根気が要ります。
そこで、やらなければいけないことを全部やる必要はないと自分に言い聞かせます。
ここでのポイントは、周りに何と言われようが自分が納得することです。
先ほども小さな目標を設定する必要性をお伝えしましたが、ここでもその方法を使います。
少しだけでも良いからと自分に納得させてやってみると、それが出来た時にほんの少し喜びを感じます。
その喜びを何度も経験することで、今度は嫌なことをすることで喜びが生まれるという習慣が出来上がります。
その習慣が出来れば嫌なことがそんなに苦痛に感じなくなります。
嫌な理由を追求する
面倒だからという理由は根本的な理由ではありません。
嫌なことから逃げる理由は、こうしなければいけないという自分の心が求めないのにもかかわらず突きつけられる考えや常識が根本理由になります。
そもそも逃げたらダメなのか?
自分にそういう根本的な問いかけをすることで、最初に常識が立ちはだかります。
世間には逃げたらダメだと言う常識があるから。
親や身近な人にそう言われたから。
そういう常識が、しなければいけないことに退屈を生みます。
本来の自分はもっとしたいことに目を向けたいはず。
そうする為には、逃げたらダメなのか?という根本的な問いに心の奥底から答えられる必要があります。
キャパオーバー
やることが多すぎて何から手をつけて良いかわからない。
そんな状況の人も居ます。
そういった状態になっているということは今やっていることが自分自身のキャパを超えている可能性があります。
解決策
落ち着く
リラックスと言った方がわかりやすいですが、ここではあえて落ち着くという言葉を使います。
リラックスとは体の力を抜くことに焦点が当てられてますが、落ち着くという言葉は心を静めるということに焦点が当たってます。
その方法として瞑想があります。
ある偉いお坊さんに、忙しい場合には座禅の時間を逆に長くするという方が居ます。
目をつぶって自分の心を落ち着かせることの重要性を知っているからこその解決策になります。
あきらめる
ここで言うあきらめるとは逃げるとは違います。
あきらめるの語源は「明らかに眺める」という説があります。
一旦その場から身を引くことで、客観的な視点で物事が見えるようになります。
キャパオーバーでどうにもならない時には、あきらめる覚悟も必要です。
自分に自信を持って「今の自分には出来ない。」と言ってあげましょう。
ゆくゆくは出来るようになるので安心してあきらめて下さい。
まとめ
以上、やる気が出ない時に思い当たる9つの原因と解決策についてお伝えしました。
上に行くほどより根本的な原因になっているので、上から順番に解決していくことをおすすめします。
実際にこれを書いている私も嫌な事から逃げる癖がありました。
でもそんな自分だからこそ書けた内容になったのではないかと思います。
順番に克服していって、最後にはあきらめる覚悟が必要です。
私も毎日記事を書くのをあきらめてからは、逆に記事の内容が良くなって来てます。
自分に課した課題をあきらめることに抵抗がある人も居るとは思いますが、遠くから眺めている内に自然とやる気が出てくるので安心して下さい。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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