こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回のテーマは「全ての感情を大切にする」ということについてです。
このブログではネガティブ感情について学ぶべきモノであるとお伝えしてきました。
「恐れ」「恥」「嫌悪感」「怒り」「劣等感」「疎外感」
ネガティブ感情は非常にたくさんの名前を付けられています。
私達は感情に名前を付けることで、感じて居ることを伝えることが出来る様になりました。
感情に名前を付けることは論理的思考能力を養うためにはとても大切なことですが、その反面デメリットもあります。
それは名前を付けた瞬間から細かく入り組んだ感情が一つの単純化した感情に変わってしまうということです。
どういうことかと言いますと、例えば、「恐れ」と「恥」と「劣等感」が入り組んだ感情があったとします。(※本来はもっと複雑)
この感情に「恐れ」という名前を付けた瞬間から私達の頭の中では「恐れ」という感情だけをピックアップして頭でその感情を「恐れ」と決めつけることに繋がってしまいます。
それが何故いけないのかと言うと、せっかく複雑な感情を感じて居るのに単純化してしまったら、学びの力が半減してしまうからです。
先ほども言いました様にネガティブ感情は学びの場です。
「本当の自分」を知るための叡智が隠されていることを考えると、やはり余すところなく学びたいですよね。
その為には感情に名前を付けるのを止めることです。
もちろんコミュニケーションの一環として感情を相手に伝える時は名前を付ける必要があるのですが、それ以外のところでは名前を付けずに複雑な感情をそのまま感じるのです。
これってやってみると意外と難しいことがわかります。
普段の私達は無意識レベルで感情を感じると感情を種類分けしているのに氣づくと思います。
それは感情に名前を付けることで成り立つ仕分けです。
普段生活している時は意識もしないので「名前なんて付けてないよ」と感じるかもしれませんが、心のとても深い所でとても小さな声で名前を付けているのです。
「そうだとして、それを止めるにはどうすればいいのか」
という疑問にお答えします。
それは全ての感情を大切にするということです。
ポジィティブ感情はもちろんのこと、ネガティブ感情も大切に扱うのです。
コツとして、ネガティブ感情を感じたら余韻を大切にしてみることです。
もちろん作業中や会話中の場合はソレはできません。
一人の時空間を作ってネガティブを味わってみるのです。
これは私の推測に過ぎませんが、古来人間はネガティブ感情を余り感じない人も居ました。
しかし、そう言った人間は自然の摂理によって淘汰され生き残った人の多くはネガティブ感情を多く感じる性質を持っていたと考えられます。
生き残った人の中でも、ネガティブ感情を味わう好奇心の強い人とネガティブ感情を棚上げする人に分けられます。
一見ネガティブ感情を棚上げしてポジティブ感情を感じて居る方がより行動的になり生き残りやすいと感じますが、そうではなく、ネガティブ感情を味わう人ほど本当の意味でのポジティブな人だったのだと思います。
世に知られる天才はネガティブ(失敗)から多くを学びました。
そんな彼らはポジティブで行動的な人だったと思います。
何が言いたいかと言いますと、極少数の人間がネガティブ感情を味わうことで人類は進歩して来たのではないかと考えられるのです。
それだけネガティブ感情を味わうということは意義深いモノでもある訳です。
実際に私がネガティブ感情を味わう様になってからは、ネガティブ感情がどんどん大切なモノに変わって行きました。
大切にするからこそ、大切なモノに変わる。
そんな感覚を覚えました。
そして今回はポジティブ感情にも少し目を向けたいと思います。
ポジティブ感情は誰でも大切にしていると思われがちですが、実はそうでは無いのかもしれません。
以前書いたポエムで「幸せの器」についてお伝えしましたが、ポジティブ感情が湧いても直ぐに引っ込めて素直に受け止められない時もあるのです。
それが常習化してしまう人も居ます。
そんな人は「幸せの器」を広げる必要があるのですが、それ以前になぜポジティブ感情を直ぐに引っ込めてしまうのかということを知る必要があります。
「幸せの器」が小さいからと言ってしまうとそこで思考停止になります。
ではなく、もっと掘り下げて考えてみると次の様なことが挙げられます。
「本当の自分(ポジティブ感情の余韻を感じたい自分)」を隠してしまっているからです。
あなたの中にはしっかりとポジティブ感情を受け止めたがっているあなたが内在しています。
でもそのポジティブ感情を受け止めるはずのあなたは傷ついているのかもしません。
そしてあなたの司令塔はこう判断するのです。
「ポジティブ感情を味わうのは怖いことなんだ」と。
つまり、あなたが感じて居るポジティブ感情の中には「未知なるモノへの恐れ」という感情が入り混じって居たのです。
実際に私もポジティブ感情を味わえない時期がありました。
しかし、日頃から「未知なるモノへの恐れ」を取り除く意識をして生活していたら治りました。
精神疾患がある人は薬の影響でポジティブ感情を味わえない人も居ます。
その様な人に伝えたいこととしては「薬のせいにしないで」ということです。
現実的に薬のせいだったとしてもです。
薬のせいだと言う強い想いが更なる悪影響を呼び込みます。
薬のせいにしてしまう氣持ちもわかりますが、それを止めることでポジティブ感情をしっかり味わえる時が来ると私は考えて居ます。
人間の底力を見せて下さい。
そして、全ての感情を大切にすることが出来て来たなら本当の意味でポジティブな人間として人類の進歩に貢献することが出来る日が来るのかもしれません。
ここまで読んでくれてありがとう。
心より感謝します。
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