こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回のテーマは「統合失調症の社会復帰に向けた訓練法」についてです。
「統合失調症になって長期で休んでいるがそろそろ社会復帰しようと考えている」
「社会復帰したてだが、まだまだ調子が悪い」
「社会復帰したいが現在は出来ないと考えている」
という方に是非とも読んでもらいたい内容となっています。
統合失調症に関して良いと思ったことは全てやって来た私が実際に行った体験談になります。
何の取り得も無い私ですが、一つだけ自慢できることと言えば統合失調症に立ち向かった経験です。
その経験の中で失敗したことや効果が無かったこと、実際に効果があったことをお伝えします。
では早速見て行きましょう!
社会復帰前に実際に私が行ったこと
失敗談
まず最初に失敗談についてです。
私の失敗例は「何もしなかったこと」です。
復帰直前までぐーたらと過ごし、酒ばかり飲んでました。
良い訳は「職場を変えれば人間関係をまた一から始められるから大丈夫」ということでした。
確かに統合失調症を患った人にとって職場を変えることはメリットが大きいと思います。
同じ職場だと職場での症状体験を思い出し、フラッシュバックする可能性が高くなります。
しかし、職場を変えることによって心機一転する氣持ちが生まれ、今までの過去の恐れを一度リセットする様な感覚になれます。
しかし、現状はそう甘くありませんでした。
結局社会復帰前に「何もしなかった」私は職場を転々とし、終いには症状が悪化して入院するはめになりました。
統合失調症を時間の経過だけで改善しようとするのはちょっと無理があるなと今ならそう思えます。
次に試してみてあまり効果が無かったことについてお伝えします。
あまり効果がなかったこと
「人との接し方を変えようと覚悟する 」
一見良さそうに思えるこの行いも実際にはあまり効果がありませんでした。
職場を変える度に「次の職場ではこう接しよう」と心に決めて実行して来ました。
色々試しました。
「距離を置いてみたり」
「近寄ってみたり」
「適度な距離を模索したり」
「金稼ぎだけの為に働いたり」
「仕事のみに全集中したり」
でも結局はダメでした。
今ならその理由がわかります。
統合失調症における「人間関係の悩み」は「症状」と非常に複雑に絡みついています。
症状が悪くなると人間関係も悪くなり、人間関係が悪くなると症状も悪くなるのです。
この複雑に絡みついた糸を解きほぐそうと一生懸命もがいて居た頃が懐かしいです。
時には強引に。
そして時には優しく。
どうやっても絡みついた糸はほぐれませんでした。
どうやら症状と人間関係とを結ぶ糸はほぐすべきモノでは無いようです。
この絡みついた糸を絡みついたまま受け入れる。
統合失調症はもう自分の一部なんだと見なすことで人間関係を良くする糸口が見えて来ました。
次に効果があった訓練法についてお伝えします。
実際に効果があった訓練法
私が行って来た社会復帰訓練で劇的に効果があった方法は二つあります。
瞑想
症状が悪化したこともあるので、あくまでも自己責任で行って欲しいのですが最も効果を実感している訓練が「瞑想」です。
それも「チャクラ瞑想」です。
やり方は簡単、チャクラに意識を集中するだけの瞑想法です。
補助としてチャクラを活性化する音源を聞きながら行っても良いと思います。
YouTubeで「チャクラ 音」と検索すると直ぐに出て来ます。
ただし、チャクラのことを知らない人はまずチャクラを学ぶことから始めなければいけないというデメリットもあります。
色々な瞑想法を試した私には一番効果があった瞑想法が「チャクラ瞑想」なので非常におすすめですが、別に瞑想法自体はこだわらなくても良いのかなと思う今日この頃です。
結局瞑想ですべきことは「内観」であって、自分の内面を見つめる力が身に付くと前頭葉が発達し、偏桃体(へんとうたい)が悪さするのを防ぐことに繋がります。
精神疾患を患っている人はこの偏桃体が過剰に働き過ぎて居るのです。
それを防ぐのが前頭葉なのです。
瞑想によって前頭葉が発達するのは科学者のお墨付きです。
まぁ個人的には科学うんぬんよりも体感を大切にしているのでこのお話はこの辺にして、私が瞑想で一番効果的だと感じたのが「思考を止める」ということです。
瞑想したらわかると思いますが、通常人間は思考しまくりの生き物です。
「思考を止める」のがいかに難しいか実感するでしょう。
しかし、瞑想を続ける(最低でも3ヶ月以上)ことで「思考を止める」ということが上達して来ます。
「思考を止める」と「内観」が楽しくなります。
自分の内側からめちゃくちゃ納得の行く氣付きがもたらされるからです。
そして「内観」が楽しくなると「さらに思考を止めたくなる」のです。
この好循環に入ると瞑想は一氣に上達します。
「瞑想が上達するってどうゆうこと?」
と思った方に少しだけ説明します。
思考を止めて体の感覚を研ぎ澄ますと、非常にクリアな自問自答の答えが返って来る感覚を得ることがあります。
別に体に問いかけた訳でもないのに、日頃から知りたかった悩みの答えを体が勝手にあなたに伝える様になるのです。
そしてその答えがめちゃくちゃ腑に落ちることだったりする訳です。
もうそうなれば瞑想中毒になりますよ。
これ本当です。
長くなりましたので次の訓練法に行きたいと思います。
街慣らし
これは多くの統合失調症の方が自然に行っていることでもあります。
「街慣らし」とは、社会復帰前に意図的に街に繰り出し「症状が出るか試す」という方法です。
家で引きこもっている時は症状が出なかったのに街に繰り出して人と会うと急に症状が出たりします。
この経験からわかることは、一人家でこもって瞑想などにふけっているだけではこの病気は良くならないぞということです。
これはこのブログを読んでいる方にとって斬新な方法だと思います。
何にしろこのブログでは「自分を変えれば世界が変わる」をモットーにして来たので、記事の内容のほとんどが一人で完結する思考や感覚的なことだったりした訳です。
もちろん突き詰めれば「一人で完結する世界の変え方」を実現可能だとは思いますが、「街慣らし」に関しては私が実践して来た中で瞑想の次に効果があった訓練法でした。
というかむしろこのブログで培った知識を元に実践を積み重ね、その成果を試すテスト的な役割がこの「街慣らし」なのです。
「このブログこのブログ」って自己主張が強すぎて申し訳ございませんが、統合失調症についての考え方や実践法をここまで書いたブログはそんなに多くは無いと思いますので、良かったら別の記事も読んでみて欲しいです。
話がそれましたが、私が実際に行った「街慣らし」の方法についてお伝えします。
まず、街に繰り出すタイミングですが、これはもちろん調子が良い時に行った方が良いです。
成功体験を積むことで、条件付きの自信を持つことが出来ます。
自信に関しては「無常件の自信(根拠の無い自信)」も持った方が良いのですが、とにかくここでは成功を積み重ねるという体験が大切です。
成功体験を求めて街に繰り出す訳ですが、もちろん症状が出る時もあります。
「人から見られている」とか、
「笑い声が自分をバカにしている」だとか統合失調症独特の体験を積み重ねてしまうことだってあります。
その時に行って欲しいことが二つあります。
一つ目が「症状に素早く氣付く」ということ。
二つ目が「症状がどれだけ苦しいか確認する」ということです。
「症状に素早く氣付く」ことで瞑想で培った「思考を止める」が自然に行えるかを実践する訳です。
私は瞑想を習慣化することで実際に「症状に素早く氣付き」「思考を止める」ことが半ば自動的に行えるようになりました。
全自動とまでは行きませんが、強く意識せずとも割と自然にそれをしている自分に氣付きました。
そして、それをすることで症状が出ても「あれ、症状出てるけどそんなに苦しくはないな・・・」
となりました。
そうなれば「街慣らし」で症状が出ても、それはもう成功体験です。
つまり、瞑想を習慣化し「内観力」を鍛えることで「街慣らし」の成功体験率がめちゃくちゃアップするのです。
症状が出なければ良し、症状が出ても「素早く氣付き」「そこまで苦しくない」と感じればまたそれも良しとして成功体験を積み重ねることが出来るのです。
よって「瞑想」と「街慣らし」は個人的には統合失調症の社会復帰前の必修科目だと認識しています。
もちろん社会復帰した後もその訓練を続ける意味はあります。
なのでもう既に社会人として働いている人にとってもこれは必要なことだと思います。
この記事は社会復帰前の訓練法をお伝えする内容ですが、社会復帰した後にはもれなく実践という名の試練が待ち構えて居ます。
これも今までの「瞑想」と「街慣らし」の効果を試すという点においては何ら変わりません。
常にそのサイクルを繰り返すことでだんだんと症状が小さく小さくなって行くのです。
「この世に起こる全てはあなたを育むために起こる」ということを信じて、共に成功体験を積み重ねて行きましょう。
あなたを救える一番の理解者はあなたです。
そんな自分に誇りを持って楽しく生きて行こうじゃありませんか。
この記事の内容が少しでも誰かの心に刺されば幸いです。
ここまで読んでくれてありがとう。
心より感謝いたします。
コメント