こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回のテーマは「ネガティブ感情のスピリチュアルな意味」についてです。
最近のスピリチュアル業界ではネガティブな感情は手放すモノという認識が強い傾向にあります。
私もその点は賛成ですが、表面的にネガティブ感情を手放すワークを試みて一時的にポジティブになったものの、またネガティブ感情が湧いて来て、何度もワークを繰り返してはまたネガティブ感情に悩まされる。
そんな経験をした人も少なくないはず。
結局のところ、全ての感情には深い意味があり、表面的に手放そうとしてもそれは単なる棚上げに過ぎないのです。
本当の意味でネガティブ感情を手放したいと思うならまずはネガティブ感情のスピリチュアルな深い意味を知る必要があります。
そこで今回はネガティブ感情の意味について掘り下げたいと思います。
それでは早速見て行きましょう。
ネガティブ感情のスピリチュアルな深い意味
間違った知識として、ネガティブ感情を必要の無いモノだと認識している人が多いと感じます。
ネガティブも含め、全ての感情はとても大切です。
そして、ポジティブ感情よりもネガティブ感情の方が学びが多いという特徴があります。
人はネガティブ感情に苛まれると、精神が内にこもります。
これはスピリチュアル的には「精神の奥底を見よ」というメッセージなのです。
人の体は本当に良く出来ていて、ネガティブ感情に苛まれると精神の奥底を見る準備を始めます。
それが内にこもるという現象で表されるのです。
人の体の構造的にネガティブ感情は他人に伝染しないようにどんどん精神の奥底へあなたを誘導します。
つまり、ネガティブ感情は本来一人で解決することが出来る様にプログラムされているのです。
他人の言葉によって氣が晴れることもありますが、深いところではそれも自分自身で解決しているのです。
ネガティブ感情はあなたにとても大切なメッセージを送っています。
「精神の奥底を見よ」というメッセージと共に、あなたにしか解けない人生における大切な疑問を投げかけているのです。
その答えを見つける為にネガティブ感情が湧き出るのです。
答えを見つけることで初めてネガティブ感情を手放すことが出来るのです。
もっと言うと、答えを見つけてないのにネガティブ感情を手放そうと棚上げをするのは本当に勿体ないと私は思います。
私は瞑想を習慣にしていますが、ネガティブ感情がある時こそすんなりと深い瞑想状態に入ることが出来ます。
それほどネガティブ感情の内に引き込む力は強いのです。
せっかくネガティブ感情が湧いているなら、その自然な流れに従って内へ内へと深い精神へ入って行った方が早く楽になれるのです。
人生において「使命」の様なモノを発見する時にもネガティブ感情は欠かせません。
ワクワクすることを使命としたいと思っているなら、その反対も知る必要があるからです。
人は「やりたいこと」よりも「やりたくないこと」の方が見つけやすい様に出来ています。
それもそのはず、生物学的に考えて個体が死ぬという現象を第一に避けなければその個体の種類は絶滅してしまいます。
つまり、「どの様に生きるか」よりも一番大切なことは「どの様に死を回避するか」が生物としてとても大切なのです。
あなたの根本にはネガティブ感情から始まる「死の回避術」が既に備わっているのです。
スピリチュアルにおいてもその考え方は共通しています。
ネガティブ感情のスピリチュアルな深い意味とは「死から生への転換」です。
分かり易く言うと、「まずは安全を確保してそれから人生を楽しみなさい」という意味です。
マズローの欲求階級でも一番最初に来るのが「安全欲求」です。
どんな生物においても本能的に「安全を満たしてから」食べ物を食べます。
危険が迫っている中で食事をする生物は居ません。
生理的な三大欲求を凌ぐのが安全欲求なのです。
話が飛躍しましたが、ネガティブ感情が湧いて出たら本来すべき事として精神の奥底にあるネガティブ感情の裏に隠されている叡智を授かるのが人間としての義務なのです。
偉大な発明家が何度も失敗を重ねて初めて成功した時に言った言葉があります。
「これは失敗ではなく、上手く行かない方法を見つけたに過ぎない」。
物理的なモノも精神的なモノも全ては一緒です。
ネガティブ感情の裏に隠された叡智を授かり、本当の意味でのポジティブを知るきっかけとして利用すれば良いのです。
スピリチュアル的に人生とは「私とは何かを知る作業」になります。
この偉大な人生の意味において、私達はネガティブ感情を利用して私の正体を突き止め、そして「目覚める」ことで初めて人生を謳歌するのだと私は考えています。
そして、ネガティブ感情のスピリチュアルな深いもう一つの意味としては「目覚めよ」という意味になります。
ここまで読み進めて来たならその意味が腑に落ちる人も居るはず。
ネガティブ感情はあなたに呼び掛けます。
「私の叡智を見つけて」と。
そして叡智を見つけることで、
「ありがとう」と感謝され消えていくのです。
これが本当の意味でのネガティブ感情の手放しなのです。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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