こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回のテーマは「統合失調症を自覚させる方法」についてです。
これを読んでいる方は症状が現在出ていない本人か統合失調症のご家族の方が多いと思います。
それもそのはず、現在症状が出ている本人が自分で統合失調症という病気を自覚しようと思ってこの記事にたどり着くことは難しいと思います。
統合失調症の家族を救いたい一心でこの辺鄙なブログにたどり着いたのだと思います。
今回は統合失調症を自覚する方法と、そもそも統合失調症の自覚とは何かということについて書き留めたいと思います。
これを読んで頂けたら今よりも少し安心してご家族を見守ってあげられると信じています。
統合失調症を自覚する方法
まず、大前提で薬の服用がこの病気の自覚には必要不可欠です。
薬を服用していない方は今すぐに病院で処方してもらいましょう。
ただし、薬を飲んだからと言ってすぐにこの病気を自覚するのはとても難しいと思います。
何故なら、統合失調症をビタミン処方で改善した有名なホッファー博士も、自身の実験で自ら統合失調症になった時に(アドレノクロムという物質を注射することで統合失調症の状態に出来る)、この病気を認識することが出来なかったと言っています。
統合失調症という病気は信じるモノがガラッと変わる病気です。
今まで信じて来た当たり前の世界感から不思議な世界感を信じる様になるのです。
統合失調症の症状が出ると、どうしてもその不思議な世界を信じざるおえないのです。
専門家であるホッファー博士すらその世界を信じてしまっていたので、症状が出た時は正直お手上げです。
例えるなら夢を見ている時と非常に似ています。
夢の中では様々な不思議な出来事が起こりますが、それを疑いもしません。
人間の精神の奥深くには不思議な思考の材料が置かれていると考えて下さい。
その材料庫にアクセスすると思考を組み立てる前の材料なので、繋がりのない非論理的な考えが頭を過ります。
私は瞑想を習慣にしていますが、調子が良い時、つまり深い精神に入った時というのは夢を見ている様な感覚になります。
具体的には繋がりの無く論理的に理解不能な考えが湧いてくるのです。
その様な深い精神の中心にあるのが信念だと私は考えています。
だからこそ統合失調症や夢の中は疑うことを知らない信じる心の中でしか思考が出来ない状態なのです。
分かり易くまとめると、深い精神には信念があり、そこにアクセスすると何でも信じてしまうということです。
そこにアクセスするのが統合失調症や夢ということです。
では、この病気を自覚するにはどうすればいいのか?
症状が収まった時にこの病気を自覚するチャンスが訪れます。
何度も言いますが症状を抑えるためには薬が必要です。
なのでこれを読んでいるご家族が出来ることは薬を服用させることです。
統合失調症の症状には波があり、症状が比較的穏やかな状態というのが必ず訪れます。
私の場合数か月周期でその波が動いていました。
なので少なくとも薬を服用してから良くなるまで数か月は待ちましょう。
症状が収まると、この病気を薄っすらと自覚することが自然に出来ます。
ただし、症状が出ていた時の不思議な世界感をどこか心の奥で信じている部分もあります。
先ほども述べた様に統合失調症とは信じるモノがガラッと変わる病気です。
症状が出ている時は信念まで届くような深い精神状態ですので、どうしてもそれを拭いきれない部分が出て来ます。
でも安心して下さい。
症状が収まれば、不思議な世界感をどこかで信じてしまっていても、病気以前の記憶もあるのでそれを使って普通に生活することが可能になります。
症状が出ている時は会話も成立しないので、「もう一生このままなんじゃないか?」という心配もあると思いますが、大丈夫です。
現に私も会話が成立していない状態の時もありましたが、今はこの通りブログを書けるまでになりました。
私が考える統合失調症を自覚するということについては2種類あります。
一つ目が「症状が収まって薄っすらと自然に自覚しつつもどこかで不思議な世界感を信じている状態」
二つ目が「完全に病気だと自覚した状態」
このどちらにせよ、普通の生活が送れます。
これを見ているご家族は二つ目の自覚をして欲しいと願っていると思いますが、それには長い年月が必要です。
それこそ「瞑想」を習慣にしたり、薬だけではなくサプリも試したり、とにかく統合失調症に良いと思われることを前向きに行っていく氣持ちがとても大切です。
このブログでは統合失調症について書かれた記事も多くあるので、もし良かったら参考にしてみて下さい。
次に統合失調症の自覚その物についてお伝えします。
統合失調症を自覚するということ
この病気は初期の段階では本人に牙をむく敵のようですが、長年前向きに生きているとこの病気がどこか友達の様に感じます。
一生付き合って行く病気と考えたら大変そうですが、一生付き合って行く友達と考えることで気持ちも楽になります。
現に私はこの病気を患って8年近くたちますが、今ではこの病気のお蔭で心を静める術を学びました。
現段階の私が考える「統合失調症を自覚するということ」は、単なる病識ではなく、人生の一部として感じることが本当の意味での自覚だと思います。
他の精神病にも言えることですが、病名はただただ分かり易く病気を無理やり線引きしたに過ぎません。
同じ統合失調症で出てくる症状が似通っていても、どんな感覚なのかは人それぞれ違います。
なのでこれは病気ではなく、アイデンティティーそのモノなのです。
あなたにこの病気が訪れた意味を深く考え、自分の人生と照らし合わせることで初めてこの病気を自覚することが出来るのです。
元々何事も深く考えない薄っぺらい性格だった私が物事を深く考える様になったのはこの統合失調症というアイデンティティーが降りて来たお蔭なのです。
もちろん深く考えない人にもメリットはたくさんありますが、個人的には深く考える必要がある人にこの病気が降りて来る様になっていると思っています。
統合失調症は捉え方次第であなたを育むことが出来ます。
あなたは統合失調症という不思議な世界の中で一体「何を感じ、何を聴いて、何を見ましたか?」
それその物に深い意味があるとすれば、それはあなたの信じるモノを変える必要があった、そしてその為に一時的にあなたの信念にアクセスすることで副作用的に現れた現象が統合失調症という病気の症状だったのかもしれません。
「あなたが今、一番信じたいモノは何ですか?」
この問いに迷いなく答えられる様になった時、あなたの魂が震えだし、その振動が波動となってあなたの心に光を灯すことでしょう。
スピリチュアル的な話になりましたが、そもそも統合失調症とスピリチュアルはとても相性が良いと私は考えています。
私は症状が出た時に、周りにスピリチュアル的な考えを持つ人が居なかったので自分でYouTube動画を観てスピリチュアルに目覚めましたが、もし統合失調症患者の周りにスピリチュアル的な考えを持つ人が居るのならもっと早くにこの病気が良くなったことだと思います。
統合失調症の人は症状が出ている時はとても深い精神状態で日々生活しています。
余りにも深いところに居る為、普通の人の言葉が響かないのです。
しかし、スピリチュアル的な言葉を話す人の言葉は心深くに響いて来ると私は思います。
何が言いたいかと言いますと、統合失調症の人と接する時に、「何が正しいか」だとか「科学的根拠に基づいた論理的な言葉」などは通用しません。
一番大切なことは不思議な世界の中で本人が「何を信じたいか」ということなのです。
私が導き出したその答えは「育む道」です。
「育む道」を信じてさえいれば無理に統合失調症を自覚させる必要すらないと私は感じます。
「育む」という言葉には不思議な力があります。
似た様な言葉に「成長」という言葉がありますが、その言葉は心の奥深くに刺さりません。
何故なら論理的で科学的な言葉だからです。
それに対し「育み」は一音一音の響きが心にじ~んと響き渡る様な感覚があります。
それもそのはず、これらは「訓読み」、つまり漢字が伝来する以前から使われている古い大和言葉なのです。
少し話が逸れましたが、統合失調症の人が不思議な世界の中で生きようが、現実に戻ろうが、ブレない信念を持つことが何より大切なことなのです。
その信念に育む道を備えて欲しいのです。
テレパシーの使い方、幻聴との会話の仕方、オーラの浄化、周りに監視されている時の心の持ち方、それぞれ普通の人にとっては何の意味も持たないかもしれませんが、統合失調症の人にとってはそれらのぶっ飛んだ妄想の中でも「育む」ことが大切です。
全ての道は自分を育むためにあると信じることで、妄想の中だろうが、現実の世界だろうがどこでも育む為に生きると決めた時、逆説的に症状が収まるという現象が起きます。
宇宙で起こる全ては自分を育むために起こるのです。
この記事の結論を申し上げますと、統合失調症を本当の意味で自覚させる方法は「育む心を養う」ということなのだと私は考えています。
何度も言いますが、妄想の中でぶっ飛んだ情報に一喜一憂してようが「育む道」を信じて歩んで生きて居れば必ず人生は切り拓かれることでしょう。
最後にご家族の方へ一言お伝えしたいことがあります。
「本人がどんな不思議な世界を生きようが、最終的にはあなたの愛が伝わります」
なので愛を持って接してやって下さい。
以上が統合失調症を自覚させる方法でした。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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