統合失調症で寝てばかりいる時というのは回復の兆し

統失について

こんにちは。

真人生探求家のゆうきです。

今回のテーマは「統合失調症の回復の兆し」についてです。

統合失調症になって8年目に突入し、寛解(かんかい)している私は、統合失調症になってから回復するまでに様々な時期を過ごしました。

統合失調症には大きく分けて2種類の症状があります。

それが陽性症状と陰性症状です。

陽性症状とは幻聴、妄想、幻覚と言ったエネルギーが外に向かって行くような症状です。

その反対に陰性症状とは寝たきり、元氣がないと言ったエネルギーが内に向かうような症状です。

今までこのブログでは主に陽性症状について記事を書いて来ましたが、その理由としては陽性症状の方が精神的に辛い想いをするという点と、逆に陰性症状が出てきているということは回復に向かっているため、放って置いても順調に回復する傾向があると考えているからです。

しかし、このブログを見ている方は統合失調症患者のご家族も多いと思いまして、陰性症状で寝むってばかりいて心配している方も居るのではと思い今回のテーマとさせて頂きました。

それでは寝てばかりの陰性症状について詳しく見て行きましょう。

寝てばかりいるのは回復の兆し

私も過去に寝てばかりいた時期というのがありました。

今になって思えば、それは「回復の兆し」だったんだなと感じて居ます。

「何もやる氣が起きない」

「何やっても楽しくない」

「とにかく眠い」

と言った時期というのは陰性症状が出ている時期になります。

多くの統合失調症の人は最初に陽性症状が出て、脳が興奮して眠れないという状態に陥ります。

陽性症状の時期は妄想の中で常に「敵」と戦っているため脳の疲労が半端じゃないです。

陽性症状で疲労した脳を休ませるためには、長期的な休息が必要なのです。

体というのは本当に賢いと思います。

疲労が溜まったら「疲れ」や「睡魔」などを利用してあなたに休息を取るように求めるのです。

ここで意識すべきことは「寝てばかりいる状態」を心配するのではなく、むしろ回復に向けて進んでいると喜んで欲しいのです。

私は陰性症状の時期にはこれでもかってほど寝ました。

寝ることは精神と肉体の両方の治癒力を高めます。

これを見ている当事者の方も、

「何もやる氣が起きない」と思ったらまず寝ましょう。

眠って眠って眠りまくるのです。

そうすることで陰性症状の時期から回復期に移るまでの時間が短くなります。

「眠り過ぎて逆に疲れてしまってもう寝れない」という方はただただボケーっとしましょう。

「ボケーっと」という言葉は世界では訳せない日本語です。

日本人は何もしない時間という状態に名前を付けたのです。

それは何もしない時間という大切さを潜在的に知っているからなのかもしれません。

何もしない時間、「ボケーっと」する時間は陰性症状の時期にはとても大切な時間です。

陽性症状と陰性症状を繰り返しながら回復期に向かって行く訳ですが、最初の陰性症状の時期というのは本当にエネルギーが無い状態なのでこの時期にしっかり休むことで回復期を迎える準備が整うのです。

他者から見て「会話が成立しない」陽性症状の時期を超え、他社から見て「だらしがない」陰性症状の時期を超え、そして最後には他者から見て「病気とは思えない」回復期に至るのです。

そしてしまいには自分が「統合失調症である」ということすら忘れていきます。

このブログを見ている方が少しでも安心してくれたら幸いです。

他にも統合失調症について伝えたいことがたくさんあるので、もし良ければ他の記事も読んで見て下さい。

ここまで読んでくれてありがとう

からあなたに感謝します

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