この病気を発症してから8年過ぎた。
この8年間は人生の時間が止まっていた様に感じる。
あっという間の8年だった。
不思議とこの8年が勿体ない時間だと思ったことはない。
このブログを始めたことが一番の人生の転機だった。
特にアクセス数が多い訳でもないが、自分自身の想いや考えをネットという大海原に公開するのは特別な解放感がある。
そして、自分自身がこんなにも劇的な変貌を遂げるとは思わなかった。
正直、成長速度は今が人生最速。
思考はいずれ行動や習慣に変わると信じて来た。
それは本当だった。
思考が徐々に変わって行くにも関わらず現実の行動が全く変わらない時期もあった。
でも、信じて良かった。
思考は行動を変える。
かなり時間差はあるが、思考を変えることで確実にかつ緩やかに行動が変わって行った。
思考を変えるとまず言葉が変わる。
言葉が変わると行動が変わる。
行動が変わると習慣が変わる。
習慣が変わると人格が変わる。
人格が変わると人生が変わる。
今は習慣を変える時期に来ていると思う。
いずれ人格を変え、人生を変えるだろう。
そして人生が変わった時にもう一度「統合失調症から目覚める時」が来るのだろう。
統合失調症を発症して一番良かったのは自分の弱点が浮き彫りになったことだ。
幻聴や妄想で苦しめられたのは、きっとその弱点を治せと神が仰っていたことなのだろう。
瞑想を通して神に触れることが出来た。
今はあまり神を意識することはないが、以前に神を意識していた自分が今も生きている。
それはこれからもずっと生き続けるのだろう。
精神の深い所から自分を変えるには神の力が必要だった。
そして神は言う。
「ことは成った」と。
今は神よりも具体的な現実を見てる。
神の御業で腐った根っこは取り除いた。
後は毎日水やりをして、幹、枝、葉の順に再生する。
そんな感覚。
習慣が幹を再生し、人格が枝を伸ばす。
そして人生という花が咲く。
花が咲くと、他の木も同様に花が咲く。
私は一本の木でしかないが、他の木と共に生きることで森を生み、森が循環を生む。
そしてその循環の中で生かされる。
私はいずれ死ぬ。
私が死んだ後も循環は続いてゆく。
そう考えたら人一人の人生なんてあっという間だ。
この世は永遠と続いて行く。
壮大過ぎて言葉が見つからない。
自分はなんてちっぽけなんだ。
そう考えると不思議なことに、生きていることに感謝出来る。
統合失調症から目覚める時が来た。
根本から変わった自分の価値観や信念を現実に落とし込む。
やっぱり私は現実世界を生きていたんだ。
現実って真剣に向き合えばしっかり答えてくれそうだ。
精神世界と現実世界。
2つの世界を行き来しながら、今日も生きて行く。
この世はなんて素晴らしい世界だろう。
全くもってこの上なし。
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