こんにちは。
真人生探求家のゆうきです。
今回のテーマは「社会性の磨き方」です。
統合失調症になると、症状が無い時も社会性が低くなってしまう傾向があります。
人の顔色を伺ったり、人の言葉を重く感じてしまったり、人間関係において必要な思いやりすらも失ってしまうことがあります。
陽性症状の強烈な記憶がトラウマとなり、それがあなたの社会性を破壊してしまっているのが原因と思われます。
そんな私も過去のトラウマから人と接することが苦手になっていました。
殻の中に閉じこもってしまって、どんどん社会性が失われて行く感覚がありました。
一度失ってしまった社会性を取り戻すには時間がかかりますが、そのメリットとしては新たな自分に生まれ変わることが出来ます。
殻に閉じこもるのも「内面を見つめよ」という天からのメッセージだと私は考えています。
何かを建て直すには一度破壊してしまった方が手っ取り早いこともあります。
もし現在あなたが殻に閉じこもって社会性を失ってしまっているなら、それはあなたの人生に必要なことだったと考えましょう。
それでは統合失調症において必要な社会性の磨き方をお伝えします。
統合失調症に必要な社会性の磨き方
私の経験上、統合失調症患者が社会性を磨く手っ取り早い方法を3つ紹介します。
その3つとは「トラウマとの付き合い方」「お金の本当の力を利用する」「他人事を自分事に変える」ということです。
早速見ていきましょう。
トラウマとの付き合い方
統合失調症の人は誰でも少なからずトラウマを抱えて生きていると思います。
普通の人が想像もしないようなぶっ飛んだ妄想を信じているのもその特徴です。
その妄想から来るトラウマを小さくすることが社会性を磨くことにも繋がって行きます。
人は普段意識していることというのは限られています。
普段からトラウマのことを考えている人はむしろ稀で、トラウマの影響はある日突然訪れるものです。
しかし、緊急でトラウマに対応するというのは非常に危険かつ非効率だと思います。
だからと言って普段からトラウマのことを意識し過ぎても、脳の回路がそこだけ太くなり逆に悪影響を及ぼすこともあります。
では一体トラウマとはどう付き合って行けばいいのでしょうか。
その答えは「人生で大切なモノを確信する」ことにあります。
トラウマを小さくするには経験上それが一番効率的かつ誰にでも通じる普遍的な対処法になります。
人生で大切なモノを確信すると、人生で大切ではないモノが相対的に小さくなるのです。
よって自然にトラウマも小さくなって行きます。
あなたがこれからの人生について真剣に考えた時に、大切なモノを確信する瞬間が訪れます。
生半可な思考で人生について考えるのではありません。
自分が信じているものを書き換える必要性も感じるほどに真剣に自分の人生について考えるのです。
そしてそこから浮かび上がって来た大切なモノを大切にするという実行力も必要です。
頭で考えるだけではトラウマは小さくなりません。
考えを形に変える実行力こそあなたの自尊心を高める唯一の方法なのです。
そう言うと、「実行力」という言葉に嫌悪感を感じる人も居るでしょう。
以前の私もそうでした。
考えるのは楽で行動に移すのがとても大変だった時期があったので氣持ちは良くわかります。
しかし、人は考え、そして行動に移すまでが一連の大切な流れなのです。
行動に移せてない内は「行動出来ない自分」ではなく、「行動出来ている自分」をイメージしましょう。
意識を置くポイントはとても大切です。
「行動出来ない自分」に意識を置いてしまうと、これからも行動出来ない自分であり続けます。
しかし、「行動出来る自分」に意識を置くと、時間差はありますがいずれは行動出来る自分に変わって行きます。
まずは自分の人生に大切なモノについて真剣に考えてみてください。
そうすれは必ず道は開けると信じています。
私の実際の経験
私は自分の人生に大切なことを真剣に考えている時期がありました。
その時に浮かび上がって来たのは「自分の心を育むこと」でした。
それはとても大切なことでしたが、これだけでは不十分だったなと今はそう思います。
「自分の心を育むこと」は精神世界の充実感をもたらします。
しかし、実際に私達が生きている現実世界はもっと具体的なことを必要としています。
そして、現実世界において本当に大切なことは他人の人生まで視野を広げないと見つかりません。
自分の中だけで完結する様なモノだけを大切にするのは、実際に人生を生きる力に結び付かないのです。
自分の中だけで完結するモノは「指針」になりますが「生きる力」にはならないのです。
そう考えた私は人生を考える時に、自分だけの人生ではなく身近な人の人生も混ざり合った、より現実的な人生の物の見方をするようになりました。
人生において大切なモノは他人の人生と混ざった時にその本質が見えて来ます。
そこから私は家族の人生にまで視野を広げて考える様になりました。
そこから浮かび上がった大切なモノとは「共に生きる覚悟」でした。
人は一人で生きて行けないという当たり前のことを確信した瞬間でした。
「共に生きる覚悟」こそ本当の意味での心の安定に繋がります。
自分の内面だけを見つめて自己完結に持って行くよりも、身近な人を交えて考えて行動に移すことの方がより実践的で生きる力を育んでくれます。
それこそが人生を真剣に考えるということだと思うのです。
なので、あなたがもしこれから自分の人生について考えようとしているなら、身近な人の人生にまで視野を広げて考えてみてください。
お金の本当の力を利用する
統合失調症になると、働かない期間が生じることがあります。
「お金を稼げてない自分」という存在を受け入れることで、お金の大切さを知ることが出来ます。
お金には魔力があります。
お金の虜になって人生の道を踏み外した人も居ることでしょう。
なぜか私達にはそのイメージが強すぎて、お金の本当の力を見る前に思考停止に陥ってしまう傾向があります。
お金には力があります。
それは事実です。
お金には精神世界と現実世界を大きく変えてくれる力があるのです。
その代表的な例として、「お金を稼ごうとする精神」があります。
「お金を稼いでやろう」と思うと、未来が明るくなるという不思議な力があります。
「お金に目がくらんで居る」ということと「お金を稼ごうとする精神」は全く違います。
その大きな違いは「お金の使い方」にあると私は考えています。
豪遊するとか、自由氣ままに生きたいとか、楽に生きたいと考えるとお金に目がくらみます。
しかし、家族を養いたいとか、人を幸せにしたいと思ってお金を稼ごうとすると生きる力がみなぎって来るのです。
自分のためだけでなく、世のため人のためを思ってお金を稼ごうとすることこそ「お金の本当の力」を利用することになるのだと思います。
「お金の本当の力」を利用した時、あなたの社会性は大きく磨かれていることでしょう。
お金と社会は切っても切り離せないのが今の現実です。
何をするにもお金がかかります。
生きるにもお金は必要です。
だからこそ「お金の本当の力」を利用し、生きる力や社会性を磨いて欲しいのです。
「お金が無くたって・・・」と思わないでください。
お金の使い道で人を幸せに導くこともあるのです。
これは紛れもない事実なのです。
「お金に物を言わす」と考えないでください。
お金の使い道を間違うと人を不幸にします。
これも紛れもない事実です。
お金はとてもデリケートな存在です。
善と悪の力が入り混じっています。
そこから善の力だけを取り除くために「お金の使い道」を真剣に考えましょう。
他人事を自分事に変える
これも統合失調症において非常に重要な社会性を磨いてくれる方法です。
統合失調症になると、殻に閉じこもってしまい自分の内面を見つめる期間が生じて来ます。
自分の中だけで全てが完結する習慣が身に付き、いざ他人と接すると自分のペースが乱されている様でとても大変な思いをした人も居ることでしょう。
しかし、その大変さこそ人生においてとても大切なモノなのです。
人と接することで悩みも多くなります。
悩むくらいなら人と接したくないと考えてしまうこともあるでしょう。
でも良く考えてみてください。
あなたは一生殻に閉じこもって自分のペースだけで生活したいですか?
そこには本当の意味での平穏はありません。
平穏な生活とは心のモヤモヤが無い「穏やかなさま」を意味します。
自分のペースだけで生活すると確かに一見穏やかに生活できる氣がしますが、これに慣れて来ると心にモヤモヤが生じます。
「本当に一生これでいいのだろうか?」という疑問がそのモヤモヤの正体だと思います。
このモヤモヤがあなたの社会性の無さを象徴しているのです。
このモヤモヤを消す方法こそ「他人事を自分事に変える」という方法です。
他人が大切にしていることを尊重することでそれが可能になります。
他人というのはあなたとは考え方が違います。
そこがあなたの社会性を磨くポイントとなります。
自分とは違った価値観を持った人と接することで、あなたに大なり小なり悩みが生まれるでしょう。
その悩みと真剣に向き合うだけでいいのです。
それだけであなたの社会性はどんどん磨かれて行きます。
そしてしまいには、違った価値観の人を尊重するまでになります。
そうなればしめたものです。
自分とは違った価値観を受け入れた時、あなたの視野は一氣に広がりを見せます。
そして他人事を自分事に変えていく力が生まれるのです。
そうなるにはある一つの覚悟が必要です。
それが「共に生きる覚悟」なのです。
先ずは身近な人と積極的に接するように心がけてみてください。
初めは他人のペースに取り込まれて大変な思いをするでしょう。
それも社会性を磨くにはとても大切なことですので、他人のペースに合わすことを無理ない範囲で行って行きましょう。
そうすれば、いつしか他人事が自分事に変わる時が来ます。
他人の悩みが自分の悩みとして溶け込んだ時、統合失調症という病気を忘れていると思います。
人への想いやりというのはそれほど強力な力があるのです。
それだけ他人の力は偉大なのです。
最後に・・・
「トラウマとの付き合い方」
人生で大切なモノを確信する
「お金の本当の力を利用する」
お金の使い道に氣をつけ、お金を稼ごうとする
「他人事を自分事に変える」
他人のペースに合わして自分事に変えていく
以上3つが統合失調症において必要な社会性の磨き方になります。
どれもこれも以前の私がもっとも毛嫌いしていたことでもありますので、これを見ているあなたも毛嫌いしているかもしれませんね。
しかし、真剣に生きるということを考えた場合、この3つは避けては通れない道です。
厳しく感じるかもしれませんが、これこそが一番手っ取り早い方法だと私は確信しています。
統合失調症という病気はどうしても社会から置き去りにされてしまいがちですが、これさえやっておけば他の正常な人と何の遜色ない、むしろ普通の人が自動的に難なくこなしていることを手動でこなしていく自信の様なモノが芽生えると信じています。
私達は統合失調症という病気を授かりました。
そこに深い意味があるならば、自分を更なる高みへ上るための踏み台としてこの病気を利用しろという意味なのかもしれません。
統合失調症と社会性の低下は付き物です。
でも、統合失調症と社会性の更なる高みも付き物だと今は考えています。
ここまで読んでくれてありがとう。
心からあなたに感謝します。
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