やすらぎの世界

ポエム

やすらいでいる時、そこに「恐れ」はない。

「恐れ」がないからやすらぐのか、やすらぐから「恐れ」がないのかは不明だ。

心からやすらいでいる時、他に何も要らないと感じる。

エゴが消える世界。

それがやすらぎの世界だ。

やすらぎは愛に近い。

愛の中にやすらぎが存在するのか、やすらぎの中に愛が生まれるのかはわからない。

しかし、言葉が違うので微妙にニュアンスも違う。

愛よりもやすらぎの方が軽い感じがする。

じわ~っと感じる愛に対して、やすらぎはフワフワと感じる。

まるでタンポポの綿の様だ。

意識が風に乗って漂うイメージ。

とても軽い感情だ。

強い幸せって言うよりかは、深く、それでいて軽い幸せだ。

やすらぎの世界は「強さ」が要らない。

自分の価値がどうたらとか考えない。

相手がどうたらとか考えない。

やすらぎは人間という意識を消す。

やすらぎだけを感じて居たい。

そんな氣持ちになれる。

ずっとやすらぎの世界に留まりたいとも思わない。

依存性はあまりない。

でも求めたくなる。

これはエゴが求める依存とは違う。

祈りというレベルの求め方だ。

だからやすらぎにはエゴがないのかもしれない。

死後の世界はやすらぎの世界に近いと思う。

ただただ感じて居たい。

それがずっと続くような世界。

きっとそうに違いない。

やすらいでいる時は思考も停止する。

まるで全神経をやすらぎを感じることだけに注ぐかのようだ。

私達はやすらぎを感じて居る時が最も幸せなのかもしれない。

全ての人にやすらぎを・・・

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