「恥」という感情はいつから生まれたのだろう。
僕が一番感じたくない感情が「恥」だ。
「恥」は動物も感じるらしい。
「恥」は最も「死」に近い感情かもしれない。
何故なら、無防備の時に感じるからだ。
統合失調症になってからは、妄想の世界で様々な「恥」を体験した。
それまでは「恥」知らずで生きて来た方だ。
なぜこんなにも「恥」を感じないといけないのだろう。
「恥」を感じると、自分が全否定されている感覚になる。
それを無くしたいと願ったら、神様はこう答えた。
「諦めなさい」と。
「恥」は無くならないんだ。
そう諦めた瞬間に何かが腑に落ちた。
そして「恥」が優しく声をかけて来た。
「ありがとう」
そっか。
「恥」って大切なモノだったんだ。
そう思える様になった。
それから僕は「恥」知らずから卒業した。
初めて「恥」を知った瞬間だ。
これからは「恥」が出たら感謝しようと思う。
「教えてくれてありがとう」と。
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