私は特に頭も良くないし努力家でもない。
でも、ある才能に氣づいた。
それが「オタク脳」だ。
~オタクという言葉は以前流行った言葉だ。
オタクと聞くと何か地味で陰氣な人をイメージするが本質は違う。
オタクとはいばらの道を行く情熱だ。
王道を行く人はオタクとは呼ばない。
他人から見て、「ソコにそんなに情熱は必要ない」と思うところに情熱を注ぐのがオタクの本質だ。
私は過去に古い友人から「お前はいばらの道を行くよな」と言われた。
彼が言いたいのは「お前は変なところに情熱を注いだり氣にしたりするよな」ということだろう。
良く言えば「個性」。
悪く言えば「変わった人」。
部活の後輩に「先輩は不思議な人ですね」と言われたこともある。
人とは何処か違う自分が嫌いだった頃もある。
だから「個性」よりも「常識」に価値観を置いていた。
でも、お笑い芸人のオリエンタルラジオの中田さんが言っている。
「コンプレックスの裏には長所が隠されている」と。
今になってようやく氣づいた。
自分の長所は「オタク脳」を発揮することだ。
王道とは少しずれたところで物事を深く考える。
それが古い友人から見ると「いばらの道」に見えたのだろう。
しかし、「いばらの道」は大器晩成型だ。
寄り道を繰り返しては独特な答えを導き出す。
その独特な答えは王道を進んで来た人の答えよりも重みがある。
「急がば回れ」ということわざがあるが、正にソレだ。
私は視野は狭い。
しかし、いざ情熱に火を灯したら手が付けられないくらいに一点集中する。
これを読んでいる人で共感できる人は居るだろうか。
継続的な雫(しずく)は岩に穴を空ける。
一点集中的な「オタク脳」は点を打つ。
そして点は更なる点へ結びつく。
点と点が線になる時、狭い視野が大きく広がりを見せる。
最初から広い視野は要らない。
一点に集中した後勝手に視野が広くなる。
「オタク脳」こそ私の短所と長所なんだと自覚した。
そのデメリットは興味や価値を置いて居ないモノへの行動力が乏しい。
しかし、今はその短所を補えて来てる。
幼い頃から何事も不器用だったが、興味を持ったモノに対しては成長速度が半端なかった。
「オタク脳」は成長速度も引き上げてくれる。
独特な角度から攻めて行く。
王道ではないので、最初は全然ダメ。
でも王道を行く人を後々超えて行く。
それがいばらの道を行く人の運命だ。
頑張ろう。
「オタク脳」を引っさげて。
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